山中 貞雄は、日本の映画監督、脚本家である。 サイレント映画からトーキーへの移行期にあたる1930年代の日本映画を代表する監督のひとりであり、28歳の若さで亡くなった天才監督として知られる。 わずか5年間の監督キャリアで26本の時代劇映画を発表したが、今日までフィルムがまとまった形で現存する作品は『丹下左膳余話 百萬両の壺』、『河内山宗俊』、『人情紙風船』の3本しかない。