Kazuyuki Matsuzawa

When one billion yen disappears, detectives Atsuhito Kizaki and Teruaki Saimi try to investigate the mystery behind the missing money.

井之頭五郎(松重豊)は大井町駅に降り立ち商談相手の待つ猫カフェへ。カフェの主人に依頼されていた商品の資料を見せると、険しい表情になってしまう。五郎は内心、期待にそえなかったかもしれないと焦るが、田中が言い出したのは意外なリクエストだった。何とかリクエストに応える約束をして商談を終えた五郎は、記憶をたどって小さな飲食店が軒を連ねる路地へ向かう。

京都市内の路地で、元そろばん塾講師・高梨翠（根岸季衣）の遺体が発見された。遺留品の中には財布がなく、友人らしき女性と写った写真と、自らの最期に備えて希望を書き留めた“エンディングノート”が残されていた。ノートには“やりたいことリスト”というページがあり、「ナンバーワンホストに女王様扱いしてもらう」「カメラマンに写真を撮ってもらう」「英語をマスターする」など“死ぬまでにやりたいこと”がさまざま記されており、すでに達成した項目にはチェックがつけられていた。 榊マリコ（沢口靖子）らによる検視の結果、死因は頭部に衝撃を受けたことによる急性硬膜外血腫で、傷を負って倒れるまで２～３時間あったとわかる。(C)テレビ朝日・東映

新人写真家・松浦（神谷リク）が、自身の初個展の会場で倒れ、死亡した。青酸性の毒物による中毒死だが、控室の飲み物と紙コップから毒物は検出されなかった。倫太郎（渡瀬恒彦）は、控室に遺されていた二眼レフカメラの中にフィルムが入っていないことに疑問を抱く。松浦が倒れた際、会場にいたのは、カメラという共通の趣味で集まった被害者の仲間、藤尾（松澤一之）、百々（原田佳奈）、公子、寺崎たち。だが青柳（吹越満）と矢沢（田口浩正）は、寺崎が警察の到着前に姿を消していたと聞きこんだ。(C)テレビ朝日・東映