後遺症
メディカル・アソート社が大規模な医療施設“MAH”の建設を計画していると知った白鳥(仲村トオル)と田口(伊藤淳史)は、計画書に名を連ねていた速水(西島秀俊)を直撃。佐々木(堀部圭亮)と密談中だった速水は、施設が完成すればセンター長に就任するつもりだとあっさりと関与を認め、田口を驚かせる。 そんな折、山崎健人(桜田通)という車いすの少年から速水に電話が入る。自宅で倒れた母親・智子(大路恵美)を救命救急センターで受け入れてほしいというのだ。健人は5年前、事故で瀕死の重傷を負い、速水の処置で命を救われていた。このことから健人は速水を命の恩人だと頼り、搬送を依頼してきたのだった。 まもなく、智子は過労による貧血と判明。付き添ってきた健人は、速水に自分のことを覚えているかとたずねるが、速水は記憶にないとそっけなく答える。この言葉に建人は逆上。突然、速水に襲いかかった。命は助かったものの障害が残った自分の介護によって、母親を過労に追い込んだと訴える健人は「あんたが死なせてくれればよかった!」と速水に怒りをぶつけるが、その直後、激しいけいれんの発作を起こし・・・。