劇症型肺炎
一カ月後に全国ツアーを控えた人気歌手の真山香苗(岩田さゆり)が倒れた。血液検査の結果、香苗は若年層に多いマイコプラズマ肺炎と判明。速水(西島秀俊)ら救命チームは抗生剤による治療を始めるが、母親でマネージャーのみどり(森口瑤子)は香苗を一日も早く退院させたいと無理を言い、田口(伊藤淳史)の手を焼かせる。 一方、白鳥(仲村トオル)は、目黒(嶋田久作)が撮った写真を手掛かりに収賄疑惑を調査。国会議員の鴨志田一郎(本田博太郎)、メディカル・アソート社の佐々木(堀部圭亮)とともに写っていた高級クラブのママ・斎藤彩子(麻生祐未)を訪ねるが、けんもほろろに追い返されてしまう。だが数日後、連れ立ってクラブに現れた鴨志田と佐々木の姿を目撃する。 そんな折、香苗の体に発疹が現れた。速水らは抗生剤によるアレルギー反応があると判断し、投与する薬を変更。ところが、ほどなくして香苗の肺炎は急激に悪化。炎症が肺の隅々まで広がり、抗生剤がまったく効かない予想外の事態に救命チームはがく然となる。