婚約披露パーティーの夜、タイラーが銃殺体で発見された。死体発見現場に放心状態で現れたのは、血に染まったシャツを着たダニエルだった。殺人容疑で警察に連行されるダニエルに、ヴィクトリアは「大丈夫よ」と囁き、抱きしめる。早速、敏腕弁護士ベンジャミン・ブルックスをマンハッタンから呼び寄せたヴィクトリアは、ダニエルを救うため真犯人をでっち上げようと画策する。エミリーはパーティー会場の防犯カメラが細工されていたことを知り、ノーランを問い詰める。すると背後でタケダが動いていた事実が判明する。
母親ヴィクトリアの横暴さに我慢ならなくなったダニエルは、家を出てエミリーと暮らし始める。グレイソン家には、もはやヴィクトリアとダニエルの妹シャーロット、そして療養中のリディアの3人しか住んでいなかった。そんな折、グレイソン・グローバル社では新規投資家を集めてのパーティーが開かれることになった。会社を継ぐ意志を固めたダニエルは、日本人の大口投資家サトシ・タケダに接近。パーティーでエミリーを紹介するダニエルだったが、実はこの場にタケダを呼んだのはエミリーで、2人には秘密があった。
祖父エドワードは、グレイソン・グローバル社のCEOに孫のダニエルを就任させようとしていた。しかし、ダニエルはグレイソン家に渦巻く嘘と隠し事に辟易とし、婚約披露パーティーが済み次第、エミリーと共にパリへ向かう計画を立てていた。一方、エミリーは非常事態に直面していた。自宅床下に隠していた、父親の形見などを納めた秘密の箱が盗まれたのだ。盗んだのは、病院にいるはずのタイラーだった。大金と引き換えに箱を返すと言う。取引に応じるべきか、それとも…銃を手にしたエミリーの復讐は混沌とし始める。
フランクが殺害されてから、エミリーの復讐劇は想定外のできごとに見舞われていた。窮地に立たされたエミリーは、復讐の師であるタケダから「目の前の敵に全神経を集中させろ」「最大の敵を利用しろ」と冷酷無比な指導を受ける。一方、ヴィクトリアは離婚協議のため弁護士ライアン・ハントリーを雇うことにした。ハントリーは弱者のヒーローとして知られる弁護士だったが、過去にはデヴィッド・クラーク裁判にも関わった人物だった。父デヴィッドの有罪判決への不服申し立てを却下したハントリーに対し、エミリーは…。
オーシャニック航空815便の墜落を阻止するため、ダーマによって建設中のハッチに水爆を投げ込んだジャックたち。振り出しに戻ったことを悟ったソーヤーは、ジュリエットだけが犠牲になったとしてジャックに対する怒りを爆発させる。ハーリーの前には死んだジェイコブが現れ、撃たれて瀕死のサイードを救うために「“テンプル”に行け」と告げる。