科捜研の女シーズン15、エピソード7
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毒舌で有名な料理評論家の宇田川綾子(久世星佳)が、生放送中に料理を口にしたとたん苦悶し、死亡するという衝撃的な事件が起きた。番組プロデューサーの百瀬伸也(近江谷太朗)や共演者のなだぎ武(なだぎ武)によると、「料理は科学」と言い切り、歯に衣着せぬ評論をする綾子に恨みを抱く相手は多く、テレビ局には番組から降ろせという脅迫状も届いていたらしい。 榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研のメンバーは、綾子がロケ現場で食べた料理や使用した調理器具などを調べたが、毒物は見つからない。そこで胃の内容物を詳細に調べた結果、“イチイ”という常緑樹のタネのかけらが発見された。イチイのタネには猛毒成分“タキシン”が含まれており、そのタキシンは摂取してから2、3時間後に急激に作用する毒だった。(C)テレビ朝日・東映