警視庁捜査一課9係シーズン8、エピソード7
死の紋様
世界的な金融グループの日本支社に勤務する桜田(井田國彦)の刺殺体が見つかった。仕事場として借りていたマンションの駐車場で背後から刺されたらしいが、部屋にはペアグラスや夫婦茶碗があるなど生活感にあふれており仕事場らしくない。倫太郎(渡瀬恒彦)は、遺体の手のひらに残っていた不思議な形の塗料の跡に不審を抱く。桜田のセカンドバッグから妻・由里子(七瀬なつみ)の署名、捺印がある離婚届が見つかった。由里子によると、桜田には5年ほど前から愛人がいたらしい。仕事場のマンションも愛人との密会場所だったとか。しかし、志保(羽田美智子)はそんな由里子に不審を抱く。遺体確認の際にわざわざ喪服を着ていたこと、夫の遺体を見たときにも他人事のように冷静だったこと…。まるで桜田が死んだことを知っていたかのようだった。(C)テレビ朝日・東映