Aime Donna Kelly

NYで連続レイプ事件が発生。犯人は独身女性ばかりを狙い、手首を針金ハンガーで縛っていたことから「針金ハンガーのレイプ魔」と呼ばれた。新任の審理課課長のラッセルはベンソンやカリシに早期解決のプレッシャーを与える。被害者宅のガラス窓に残されていた指紋から市の衛生局職員ヘッジズが容疑者として浮上。逮捕から異例のスピードで起訴される。しかし彼が拘束中にも関わらず、まったく同じ手口のレイプ事件が発生した。

グッドウィンは、コロナの後遺症に苦しむ患者の治療を、メッドの新しいコンプライアンス責任者に担当させる。マギーはウィルを手伝い、60年間「鉄の肺」に入っている患者の治療をする。スティーヴィーは母親についての受け入れがたい事実を知る。テレルがメッドに緊急搬送されてくる。

行方不明のマディの件で苦しむベンソン警部はセラピーを受けるが、担当セラピストから患者が性的暴行を受けたかもと相談を受ける。被害少女はマクグラス刑事局長の娘、シェイだった。当初、家庭教師が疑われるがシェイの証言はウソだと判明する。真犯人は意外な人物だった。自分の娘が被害に遭ったことで激高するマクグラスは警官としてあってはならない行動を繰り返し、ベンソンは内務監査部に報告せざるを得ないのだった。

1997年に妹クリスタルが失踪したことで自分を責め続けるシャナ･サイクス捜査官。児童誘拐対応のエキスパートとして行方不明児童を捜索する彼女だが、妹だけは捜そうとしない。見かねたベンソンがクリスタルの事件を調べ直すと、他にも同様の少女行方不明事件が複数存在することに気づく。サイクスには知らせずに連続少女誘拐殺人事件として再捜査を開始すると、20年以上前では見つからなかった証拠にたどり着くのだった。

新婦が結婚式から逃げ出したとSVUに通報が入る。署に遊びに来ていたロリンズとベンソンが向かうと、新婦は前夜にレイプされたと訴える。犯人はシーツやパジャマを奪い、“お前は俺を忘れない”と言い、立ち去っていた。容疑者は見つからなかったが、検出されたDNAが半年前の未解決レイプ事件と一致。式前夜の新婦を狙う連続レイプ犯の疑いが浮上する。捜査に進展がない中、1年前にも同じ手口の事件があったとの情報が入る。

ピッツバーグ発の列車に父親らしき男と乗車している少年。酩酊状態の彼を見た後ろの乗客は薬物依存症だと考え携帯で撮影する。父親がトイレに行っている隙に少年は、その乗客に「NY市警に通報」というメモを渡し、事態は一転。通報を受け写真を見たベンソンは、1ヵ月前に行方不明になった少女マディだと言い出す。ピッツバーグSVUと児童誘拐対応エキスパートのサイクスFBI捜査官と共に州をまたいだ大規模な捜索が始まる。