Bria Samoné Henderson

脳動脈瘤破裂で10年間昏睡状態だったダニー。夫イライアスの見守る中、生命維持装置が外されるが、直後に親指が動く。検査の結果、ドーパミンの数値が上がっており、傍神経節腫が見つかる。イライアスの希望で腫瘍摘出を行なうと、オペ中にダニーが覚醒する。グラスマンは、脊椎が固まって一つの塊になってしまった強直性脊椎炎のジェフを担当する。9人の外科医に不可能と断られたジェフのため、無謀な手術に挑戦するが…。

聖ボナベントゥラ病院のコンピューターがハッキングされてデータにアクセスできなくなる。犯人から200万ドルの要求があったためサイバー保険会社が交渉に乗り出すが、リアはグラスマンから24時間の猶予をもらって問題解決に奮闘する。一方、ダウン症で肝臓移植が必要なジェイミーを助けようと必死になるモーガン。独り暮らしで世話ができる家族もいないことで移植の順番が低いジェイミーのため、ドナー探しに奔走するが…。

名高い外科医チェンバースが右手の震えを訴えて入院する。ショーンは、チェンバースがこだわりをもって完璧な反復作業で縫合を行なってきた故の局所性ジストニアの症状だと気付く。そのこだわりの強さは自閉症特有のものだったが、自閉症だと指摘されたチェンバースは激怒する。一方、妊娠が分かったリアとショーンだったが、張り切るショーンに対し、不安を抱えて迷うリアは、じっくり考えて決断することを提案する。

クレアが幼いころに家を出て行った父親マイルス･ブラウンが現われる。末期がんと診断されたマイルスは、クレアに許しを請いに来たのだ。父の病状を知っても許す気になれないクレアだが、リムに説得されてマイルスの手術を行なう。一方、ダンス競技中に転倒、腹部を強打したボールルームダンサーのマヤは、パートナーのレオが心配性だから連れてこられたと話すが、後腹膜出血で緊急手術をすることになり…。

アッシャーは初めて患者を担当することに。患者はバレエの指導中に背中に痛みが走った年配ダンサーのカール。アッシャーは彼を診察し、レントゲンの所見から椎骨の圧迫骨折だと判断する。指導役のショーンは、リムから「新人を信頼して任せろ」と言われていたため、アッシャーから求められた再チェックに応じず骨折の診断に同意する。しかし突然カールの動脈瘤が破裂し、緊急オペが行なわれることになり…。

右胸を打撲して血腫ができた総合格闘技のスター、ブラッドリー･バルガス。大ファンのアッシャーは興奮するが、局所麻酔の注射をしようとするとバルガスは突然「ここではまずい」と焦りだす。一方、海軍の女性戦闘機パイロットのジーンは人工股関節置換の手術を受ける。手術は無事に終わるが、ショーンたちはオペ中の急激な血圧低下の理由を探る。心臓や脳に異常は見つからないが、ジーンは病室でもけいれん発作を起こし…。