Dadá Coelho

最終話で２人のコメディアンに残された時間は30分。制限時間内に誰かを笑わせないと脱落となる。突然のサドンデスタイムだ。これは西部劇ではないが、コメディアンたちは直接対決しなければならない。彼らはどんなネタを隠し持っているのだろうか？このすばらしいフィナーレで、たった１人だけが「LOL: HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル ～ブラジル版～」シーズン３の優勝者となるのだ。戦いに終止符が打たれる！

コメディアンたちが戦いを繰り広げ、笑いの神が降りてきている中でもトムとファビアナは瞬きせず、どんな小さな笑いでも見逃さない。ティア･マは持ちネタの“マリア･イザベル”で盛り上げる。そして開始10分も経たずに脱落者が出るという、衝撃的で忘れられない展開を迎える。早くも退場するのは誰だ？

番組はどんどん進んでいく。ハッタリも切り札もないが、ひと息つく暇もない。イエダ･グアダルーペなる人物に扮するマリア･クララ･ゲイロスが主導権を握る。マルシオ･バラスは即興劇を披露し、ジュニオール･シコは “怒れるプルート”に扮して登場、スージー･ブラジルがヘビになって皆を混乱させる。パウリーニョ･セラのタマの歌や、ダダ･コエーリョのセレステのネイリストネタもあり、驚きの連続！そしてまたカードが出されるのだ。

ゲームは早いペースで進んでいるものの、終了時間には程遠い。コメディアンたちにはまだ３時間残っている。スージー･ブラジル以外の全員がイエローカードを出されている。優勝したいのであれば、より大きなリスクを負うしかない。そしてここで“LOLのブルース” “取り憑かれた女” “浄水器” “チャレンジマン” “フォホーの歌手”のネタが登場する。特に全員の標的となっているスージー･ブラジルにとって、笑わないでいるのがだんだん難しくなっていく。

衝撃的な事態だ！最終話直前の第５話では、トムとファビアナが番組をさらに盛り上げるため、２人はバトルに新たなゲームを仕掛ける。脱落した挑戦者たちを復活させない手はない！面白ファンクソングや“バーガー店の女性店員”に笑わずにいられるのか？そして黄色いヒヨコやファウストンのネタの後には、“安らぎトーク”に挑戦する。しかし厳しい現実を知る時間が来た。時計を止めろ！

第３話はゲームの流れを覆すようなネタがたっぷりある。才能あふれるコメディアンが脱落し、他の挑戦者も崖っぷち。ロドリゴ･マルケスはストリップで皆をからかい、カリナ･ラミルは雨の日をテーマにしたパントマイムを披露する。“宇宙で一番”というゲームでは挑戦者たちがペアになって笑いを取る。そしてジュニオール･シコ扮する貞子やエジ･ガマ扮するエ･オ･チャンの登場で、番組はゾッとする内容になる。