E・J・ボニーリャ

心臓発作を起こした後、アリゾナで療養していたブルがTACに復帰する。食事と運動に気を付けて酒は断っている。マリッサはブルが療養中に元夫グレッグと再婚、その報告をする。一方ブルは、療養中に出会った保険会社「エクイセーフ生命」のCEOヒッチコックからの依頼で、月額200万ドルの顧問契約を結ぶことを発表するが…。

ニューヨークの街路で白昼堂々、男性を射殺した女性ヘザー･スピロが逮捕、起訴される。殺された男はヘザーの11歳の娘エラをレイプして殺害したにも関わらず、有罪を立証されず釈放されていた。世間に療養から復帰したことをアピールしたいブルは、注目度の高いその事件でヘザーの無償弁護を引き受けるが、別件で陪審員に選ばれてしまったため、二つの法廷を掛け持ちすることとなる。

ケイブルの葬儀後、ケイブルが巻き込まれた橋の崩落が事故ではなく、テロリストの仕業だったことが分かる。テロ組織はプラハでCIAの襲撃により壊滅したが、ブルはアメリカでの活動を支援していた者がいると見て調査を開始。すると、大手ソロー銀行のCEO、ジョン･ホナカーがテロリストの資金洗浄を手伝っていた可能性が浮上する。ブルはケイブルのため、ホナカーを相手取って民事訴訟を起こすことを決意。

反社会性人格障害のタリーが兄トリンを殺害したとして逮捕、起訴される。タリーはブルがかつてカウンセリングをしていた患者だったが、裁判科学の仕事を始める際に担当を降りていた。少なからずタリーの人生に責任を感じているブルは裁判のコンサルと弁護を引き受ける。

別居中の夫婦クリスとジーナは、感謝祭翌日のセールで息子へのクリスマスプレゼントを買うため、家電店の前に深夜から並んでいた。と、彼らの前に割り込んだコナーらにジーナが注意したことからクリスが集団で暴行される。駆けつけた警察官によって被害者であるクリスも含めて5人が逮捕され、コナーら4人は釈放されるが、クリスは保釈金を払えず、やむなく司法取引に応じる。

ドイツ在住のジェフリーは別れた妻メラニーと5年前から再び愛し合うようになり、再婚の約束もしていたが、果たせないままメラニーをガンのため亡くす。葬儀後、メラニーから形見として贈られた彼女の肖像画をドイツへ持ち帰ろうとするも、“美術館へ寄贈する”との遺言書が書き換えられていなかったことと、その絵を描いたのが有名画家だったことから、引き渡しを求める美術館側に提訴される。