Larry Roberts

舞台は北極。極寒の地に降り立った10人の挑戦者たち。広大な自然を相手にたった独りでサバイバル生活100日間を送るという前代未聞の挑戦に臨む。彼らを襲うのは過酷な寒さだけでなく野生動物の脅威。そんな中、廃材廃品を利用してサバイバル生活を楽しむ1人の挑戦者が。しかしある出来事から事態は急変する。

真冬の北極で、残り2人となった挑戦者の一騎打ちが繰り広げられる。氷点下の気温と短い日照時間という悪条件下で、食料の確保は至難を極める。凍傷が悪化した挑戦者は医師による診察を受け、もう1人は湖上でホワイトアウトに巻き込まれる。過酷な100日を生き抜き、100万ドルの賞金と栄冠を手にするのは果たしてどちらか。

サバイバル生活も40日目を越え、厳しい冬の到来前に心身に変調をきたす挑戦者たち。ある挑戦者はシェルターが炎上し、別の者はワナに掛かった獲物をオオカミに横取りされるなど次々と試練が襲いかかる。それぞれがよりどころを見出し工夫を重ね危機を乗り越えようとするも厳しい決断を迫られる。

100日間続く闘いに備えて、挑戦者たちは北極の過酷な冬に耐えられるシェルター作りに取り組む。ある者は岩場を利用して頑丈なロックハウスを作り始めるが、適切な場所が見つからず出遅れる者も。また確保した食料の保存を始める者もいれば、ある者は食料調達に苦戦する。さらに危険な野生動物の存在が挑戦者を不安にさせる。

100日まで残り50日余り。確保していた食料が少なくなり、挑戦者たちは魚で脂質不足を補おうと刺し網やさおで奮闘する。しかし、凍る岸辺で足を滑らせれば湖に転落する危険もある。厳しい冬を乗り越えようとしているのは挑戦者だけではない。ある者のシェルターの周りには、食料を求めてオオカミの群れが忍び寄る。

冬が深まるにつれ、食料の確保は日増しに難しくなっていく。挑戦者の1人は狙いをつけていた獲物を苦労して仕留めるが、解体してみると内臓に病気の兆候が見られ、リスクを承知で食べるかどうか頭を悩ます。別の挑戦者は肉体的な限界が近いと悟り、自ら苦渋の決断を下す。そしてその直後、シェルターが炎に包まれる。