ベネズエラで大地震が起き、大統領と権限継承者たちが全員死亡してしまう。大統領の息子スアレス・ジュニアは権限掌握を一方的に宣言し、自らの大統領就任を公に認めさせるため、NGOの医療チームを拉致して米国を脅迫するという暴挙に及ぶ。エリザベスの弟ウィルは妻子と共に暮らすことを決意し、軍病院に就職すべくDCを訪れる。カラカスに牧場を所有するマーシュ前国務長官夫人の訪問を受けてナディーンは動揺する。
25年前にフランクが担当捜査していた行方不明の少年の遺体が発見される。一方、ダニーのもとに足を洗ったはずの元コールガール殺害の報が入る…。
ビルの屋上で若い男性の撲殺体が見つかった。被害者はビルに住むセス・ラングドン。体には精液が付着しており、死の直前、同じビルで行われていたゲイのパーティに出席していたことや、父親がゲイを毛嫌いする有名な道徳家であることも分かった。精液のDNA鑑定の結果、80年代初頭に連続暴行魔として恐れられたレイ・ガンサーという男が捜査線上に浮かび上がる。服役中のはずのガンサーは1ヶ月前に仮釈放になっていた。