あなたの知らない一夫多妻教団の真実

一夫多妻教団･FLDSの教祖であるウォレンは終身刑で収監中の身だが、いまだに刑務所から教団を取り仕切っていた。一方でウォレンに反抗する勢力も現れ、教団内に分裂を引き起こす。そんな中、教団を脱退した元信者の子供たちが消息を絶ち、元警察官のマットが教団の内情に詳しい元信者を訪れ、調査を進める。

ユタ州を拠点にキングストン一族が運営する一夫多妻教団、通称オーダー。彼らは宗教活動に加え、多数の事業を展開して莫大な資産を誇る。調査員のマットは元信者の女性と会い、教団の衝撃的な実態について話を聞く。また、教団がバイオ燃料会社を利用して5億ドルを政府からだまし取った詐欺事件の真相にも迫る。

一夫多妻教団･オーダーは虐待、詐欺、近親相姦で有罪になった信者がいるが、宗教団体の他、巨額の経済団体としても成功を収めている。信仰や政府の腐敗から、司法長官が便宜を図ったのか? 調査員のマットは、近親相姦の調査をした男2人、詐欺事件に直接関与した男、そしてカギを握る元司法長官を訪問する。

オーダーの権力者たちは自分たちがイエスの子孫であるという「聖なる血統」の信仰を説いていた。彼らは、近親相姦は純血性を保つためだと主張するが、その習慣が由々しき事態を引き起こすことに。そんな中、教団内で遺伝子操作が行われている疑惑が浮上。マットは複数の元信者を訪ね、事の真偽を確かめようとする。