ある結婚の風景

結婚して10年になるユーハンとマリアン。ユーハンは応用心理学研究所で働き、マリアンは弁護士である。2人の娘と快適な生活を送っていた。そんななか、マリアンが妊娠したことを知り、2人は中絶を決意するが...。

ユーハンの同僚・エヴァは、ユーハンの書いた詩集を返品、批評してユーハンを怒らせてしまう。一方、マリアンのもとには、愛のない関係になってしまったため離婚を求める結婚歴20年のクライアントが訪れていた。

ある晩、突然に田舎の邸宅にやってきたユーハンは、パウラというほかの女性と恋に落ちたことをマリアンに告げ、少なくとも半年間は家を帰るつもりがないと言う。激論の一夜の後、ユーハンは去っていく。

パウラに飽きてきたユーハンはマリアンに電話する。アメリカの大学で客員教授を務めることを提案された。マリアンは、より純粋な人生を求めていることを語る。2人は一緒に寝るが、結局ユーハンは去っていく。

マリアンとユーハンはついに離婚のタイミングを決意する。マリアンは自信を持って幸せになったが、その一方でユーハンは苦々しくて屈辱的だ。ひどい喧嘩が起こり、結局、2人は離婚届にサインする。

マリアンとユーハンの離婚から数年後、2人は再婚していた。ユーハンとマリアンはひそかに不倫で体の関係を持っている。2人は週末に田舎へ行き、率直で互いに意志が通じあっているように会話している。