エピソード10
#10
話: 鴨志田と真実の同居人である姉小路行人がついに司法試験に合格する。真実は売れっ子のパーティーコーディネーター・矢野涼子に依頼し、盛大な合格祝いの会を催すことに。しかしパーティーの途中、鴨志田は殺人事件発生の知らせを受けて現場に急行する。パーティー会場近くの倉庫で、自動車整備工の江口勇二が刺殺されていた。第一発見者は造園会社社長の大谷道彦で、現場から逃走する若い男の姿を目撃したという。凶器のナイフに残された指紋から容疑者が浮上するが、それは鴨志田の旧友・川村雄三の息子で、殺人の前科がある啓太だった。啓太は5年前、「花笠まつり」の会場で女性を助けようとして人を殴り死なせてしまったが、その女性が姿を消したため、彼の主張は認められず有罪となっていた。江口と啓太は刑務所で知り合った仲で、現場には啓太のものらしきキーホルダーが落ちていた。その後、大谷がパーティー会場で毒殺され、再び啓太の姿が目撃される。鴨志田は、啓太が5年前に助けた女性を見つけられなかったことを悔やみながら、事件の真相を追う。舞台は山形・かみのやま温泉で、「花笠まつり」や蔵王連峰の絶景も描かれる。