ハゲ丸と近藤は1月1日同じ日に同じ病院で生まれた。生まれた時からつるセコ魂の赤ん坊のハゲ丸は、母ちゃんのつる子が近藤のお母さんのおっぱいに吸い付かせれば、バッチリおっぱいを吸う。父ハゲ蔵は、嬉しさ余りのつるセコで、ハゲ丸のツルピカ頭で、初日の出を演出してお賽銭を稼ぐのであった。
隣家の新聞を読んでから届けるハゲ丸。その足で学校の鶏舎から生みたて卵を持って帰り、ハゲ田家の朝食に。銭湯に行くハゲ丸に食器洗い頼み、出遅れたセールも、「捕まえたら百万円」の幕をハゲ丸に持たせて走らせ、追いかけて消えた行列のトップを確保して、日々、やりくりに余念がない母ちゃん。
新学期。制服を新しくしようと洋服を比べ歩くハゲ丸母子、父が買ってくれる事になるが、小学校に制服はなかった。大学生にアンケートと見せかけて、宿題をやらせ、先生が電話を寄こせと言うので、わざわざ電話を買って送り付けるハゲ丸。そんなハゲ丸も個室が貰える事に!何と、個室は個室でもトイレだった。
ハゲ丸のアルバイト。飲食店を中心に、サービスとみせかけて、蓋のご飯を集めたり、混乱させてお肉の皿をゲットしたりするハゲ丸たち。極めつけは高級ホテルでアルバイト。セコいサービスでお客を怒らせ、食器洗いへとまわされる一家は、皿を全部割ってしまいクビになる。だが、欠片を接いで売って稼げるとほくそ笑む。
お花見はチャンスがいっぱい。場所取りに後れても、トイレの前に陣取れば、通行料が稼げ、どこでも食べものは手に入る、タダでビールを貰ったり、花見会場に神出鬼没のハゲ丸一家。金魚すくいを眼鏡でやるハゲ蔵に、綿とワタアメを交換させるハゲ丸。夕方、残り物を集めて、翌日は朝から稼ぎまくるハゲ田一家である。
リュック背負ってデパートのバーゲンに行くハゲ丸たち。開店前からの大行列に、縄をつけたハゲ丸をバーゲン会場の窓へと投げ込むつる子を、会場からロープで引っぱり上げるハゲ丸。一番乗りした親子は、欲しい物を手に入れる。食料品売り場の試食品で屋上ランチにして、十円で売ってる風船代りにアドバルーンを手に入れる。
つかせのりこ
ハゲ丸
緒方賢一
パパ
向井真理子
ママ
巻島直樹
ペス
金丸淳一
近藤