北小町高校バドミントン部の主将・荒垣なぎさは、昨年の全日本ジュニアで、とある少女に1ポイントも取れず惨敗した。 それ以来スランプに陥り、自分や他の部員たちに厳しく当たる日々を送ってきたなぎさ。 「アタシたちは天才じゃないんだから、努力するしかない・・・・・・」 半年後。そんななぎさの前に、ひとりの新入生が現れる・・・・・・
綾乃の存在に焦るなぎさ。親友の理子、後輩の悠らチームメイトの心配をよそに、 以前にも増してがむしゃらに努力を重ねるが、スランプからは脱せず、日に日に苛立ちを募らせる。 「才能のない人間は・・・・・・才能のある人間の引き立て役でしかないのかよ!」 そんななぎさを見て、新任のコーチ・立花は、ある行動に打って出る・・・・・・
徐々にバド部に馴染み始める綾乃を、複雑な面持ちで見つめている幼馴染のエレナ。 一方なぎさは、全日本ジュニアの時とは別人のような綾乃に違和感を抱いていた。 そんななか、綾乃の前に、港南高校の1年生エース・芹ヶ谷薫子が現れる。 薫子を前に動揺を隠せない綾乃。どうやら、二人の間には何か因縁があるようで・・・・・・
合宿にやってきた北小町高校バド部。そこで一行を待ち受けていたのは、宮城の超強豪校・フレゼリシア女子バドミントン部だった。 北小町VSフレ女で練習試合を行うことになり、ひそかにはりきる綾乃。 「初めて、みんなと一緒に戦う試合・・・・・・!」 そんななか買い出しに出かけた綾乃は、一人の少女と出会う・・・・・・。
デンマーク代表でもあるコニーが、桁外れな強さで綾乃&理子ペアを圧倒。 フレ女の面々は個人プレーに走るコニーに憤るが、主将の志波姫だけは静かに試合の行く末を見つめている。 一方、北小町サイドでは、コニーの意味深な言葉に動揺した綾乃がパニックに陥っていた。そんな綾乃を見かねた理子がかけた言葉は・・・・・・。
インターハイ予選が迫り、練習に熱が入る北小町高校バド部。なかでもひときわ気合が入っている理子は、なぎさに熱い思いを語る。 「全国目指して頑張る! だって、最後の夏なんだもん!」 そんなある日、予選の対戦表を見ながら盛り上がる部員たちのなかで、理子はひとり浮かない表情を浮かべていた。
大和田仁美
Ayano Hanesaki
島袋美由利
Nagisa Aragaki
三村ゆうな
Riko Izumi
小原好美
Elena Fujisawa
岡本信彦
Kentaro Tachibana