養護施設で育てられてきた売れない漫画家・ダイスウは、周囲との交流も持たない、孤独で退屈な毎日を漫然と過ごしていた。しかしある日、謎めいた“猫耳を生やした少年"—ミョウの出現によってダイスウの生活が一変される。いつもトラブルばかり起こすミョウだが、ダイスウの心は今までの孤独な生活では感じられなかった“暖かさ”で満たされてゆく。猫耳が生えた少年・ミョウと、孤独で売れない漫画家・ダイスウのコミカルな日常を描きつつ、謎に包まれたミョウの正体が徐々に明らかになっていく、新感覚日常系作品です。
エピソード1
モフモフなルームメイト
売れない漫画家・ダイスウは、猫耳を生やした少年・ミョウと共同生活を送ることになった。人間になったり、モフモフな猫になったり、変幻自在に姿を変えるミョウは、明らかに普通のルームメイトとは違う…。ダイスウとミョウはコンビニに買い物に行くことになるのだが、ミョウの耳としっぽを隠さなくてはならず…。
エピソード2
ミョウとの出会い
ミョウの猫耳を隠すための帽子を買ってきたダイスウ。好みの帽子を手に入れたミョウは、嬉しさの余り大はしゃぎし、そのままウトウトと眠りにおちる。ミョウの寝顔をみていると、ダイスウは、ミョウと出会った当時の事を思い出す。思い出に浸っているのもつかの間、恐怖の編集長からの電話が…。
エピソード3
市場にお買いもの
鍋の材料の買出しに、ダイスウとミョウは市場に行くことに。市場でも自由奔放なミョウに、ダイスウは振り回されっぱなし。ドタバタな買い物も無事終えて帰路につくのだが、重い荷物を持ったままミョウが近道をしようと言いだして…。
エピソード4
おばあちゃんとの電話
料理の作り方を教わるために、ダイスウは養護施設のおばあちゃんと電話をすることに。自らの生い立ちが原因で、幼い頃感じていた孤独を思い出すダイスウ。しかし、ミョウと出会ってから、人との触れ合い、そしてミョウがいかにダイスウにとって大切な存在なのかをミョウに告白するのだが…。
エピソード5
猫耳の秘密
ミョウの兄・ドンドンが家にやってきた。「耳族」と語るドンドンは、猫耳の秘密、そしてミョウの生い立ちをダイスウに告げる。ドンドンの存在にすっかり心が落ち着いたミョウをみて、ダイスウの心は複雑な気分に。このままミョウがいなくなってしまう!?
エピソード6
ミョウがいなくなる!?
ドンドンがミョウを連れて帰るという。家族であるドンドンと共に暮らすほうがミョウにとって良いことだとダイスウは自らに言い聞かせる。そんなダイスウの様子をみていたミョウは、ダイスウが思ってもいなかった決断をすることに…。
村瀬歩
内田雄馬