めぐる未来

感情を表に出さない夫･襷未来 (萩原利久) は、明るく無邪気な最愛の妻･めぐる (早見あかり) にも言えないある秘密があった。それは、感情の起伏が激しくなると過去に戻ってしまう原因不明の病気。母からは、絶対に病を発症させてはいけない、と強く言われていた。この病のせいで、感情を出さないよう、ずっと自分を押し殺してきた未来に、手を差し伸べてくれたのがめぐるだった。そんな中、迎えた1月18日の結婚記念日。「今夜、楽しみにしているね」と出勤するめぐるを送り出した未来だったが……夕方、めぐるが亡くなったと連絡が入る。第一発見者は、同僚の日南小夜 (香音)。刑事の時任 (勝村政信) は、自殺の可能性が高いと話すが……。動悸が激しくなる未来は、“過去に戻る病”が発症してしまうことを懸念するも、めぐるを救うために過去に戻ることを決意する!

感情の起伏が激しくなると過去に戻ってしまう病気を抱える襷未来 (萩原利久) は、結婚記念日に最愛の妻･めぐる (早見あかり) を亡くしてしまう。病を発症して過去に戻った未来は最悪の結末を止めようとするが、何者かの手によってめぐるは転落死してしまうのだった。そのショックで再び病を発症させた未来は、1月15日の朝に戻る。会社の人間が怪しい、と考えた未来は、めぐるの職場で手伝いをすることに。そんな中、めぐるの同僚で、友人の干支ゆりか (大西礼芳) から、最近めぐるが「誰かに見られている」と話していたことを聞く。未来はゆりかに協力を求めるが、「あなたのこと、信用できません」と言われてしまい……!?

“過去に戻る病”を発症させ、最愛の妻･めぐる (早見あかり) の転落死を未然に防ぐことができた襷未来 (萩原利久) だったが、その直後、めぐるは何者かに刺されてしまう。再び病気を発症させ、めぐるを助けようと過去に戻った未来だったが、戻った先はめぐるが刺されてしまった直後。今回も救うことはできなかった……。そんな中、めぐるの葬儀で、母･育子 (佐伯日菜子) と久しぶりに再会する。未来が病気を発症させたことを知った育子は、“20年前のお父さんみたいになる”と、未来の父･正年について語りはじめ……。

「これ以上、過去に戻ってはならない」と母･育子 (佐伯日菜子) から警告されつつも、犯人からの電話をきっかけに、また過去へ戻った襷未来 (萩原利久)。最愛の妻･めぐる (早見あかり) を守ることに成功したが、結婚記念日の翌朝、めぐるは突然いなくなってしまう。GPSの位置情報で示された河川敷へ向かった未来は、めぐるのスマホを発見。着信履歴には、「非通知」の履歴が残されており、めぐるが犯人から呼び出されたことを知る。警察に捜索願を出し、藝談社に向かった未来は、“ある人物”を呼び出してもらうことに……! そんな中、日南小夜 (香音) は、なにやら怪しい動きをする朝間田 (太田駿静) を目撃していて……!?

襷未来 (萩原利久) たちがめぐる (早見あかり) の捜索を行う中、ついに犯人が判明する。めぐるの同僚、日南小夜 (香音) が犯人だったのだ! 急いで四季村 (時任勇気) らと日南の自宅に駆けつけた未来。めぐるは縛られ、床にはガソリンがまかれていた。皆で説得したものの、日南は火を放ち、四季村たちは亡くなってしまう。「俺が巻き込んだせいで……」と呼吸が荒くなった未来は、“6周目”で1月18日の結婚記念のパーティーの最中に戻る。未来が“ある覚悟”を決める中、めぐるは日南から電話で呼び出され……!?

襷未来 (萩原利久) の病気の秘密を知り、一人で日南小夜 (香音) に立ち向かっためぐる (早見あかり) は、日南の殺意を取り除くことに成功する。しかしその後、日南は自ら命を絶ってしまう。何者かの存在をほのめかしていたという日南の話をめぐるから聞いた未来は、まだめぐるの命が狙われているのだと感じるのだった。“真犯人”に繋がるものを探すため、めぐると一緒に日南の家に行った未来だったが、突然胸が苦しくなってしまう。これは過去に戻るようになってから出てきた症状で、最近その周期が短くなっていた。病気のことを知るために、二人は未来の実家へ向かうことに――。そして、衝撃の事実を知ることになる!