妻に逃げられた只野犬太郎(武田鉄矢)は、友人・亀井戸正一(白竜)が営むお好み焼き屋"てんぐ"の居候。ある日、犬太郎は卓球場で知り合った宇野(井上順)から、「花婿学校の重役にならないか」と誘われ、競馬で手にした金を投資する。数日後、犬太郎は学校の事務員から講師をするよう強要され、失恋の体験を話すことに・・・。
正一(白竜)は父親の日記を読み、美笛(桐島かれん)が妹ではなく、父の友人が愛人に生ませた子だということを確かめた。しかし、美笛の気持ちを思った犬太郎(武田鉄矢)は正一に「美笛に話すな」とクギをさす。一方、野口泰江(野際陽子)という女性が息子・俊一(段田安則)を伴って花婿学校を訪れ・・・。
正一(白竜)が兄ではないと知った美笛(桐島かれん)は"てんぐ"を出て行った。正一は落胆して仕事も手につかない。数日後「傘を忘れた」と美笛が店に現れた。犬太郎(武田鉄矢)が美笛を引き止めようとすると、いつもは口下手な正一が「嫌でなければいてほしい」と美笛に告げる。一方、マザコンの俊一(段田安則)が見合いをすることになり・・・。
正一(白竜)は美笛(桐島かれん)に惚れているものの、気が弱くて口に出せない。犬太郎(武田鉄矢)は「正一は美笛ちゃんが好きなんだ」と美笛に伝えるが、美笛は正一と結婚する気はないという。一方、花婿学校に、妻子ある男・平山康夫(岡本信人)が入学してきた。単身赴任を終えて帰ってきたところ、家庭に居場所がなくなったといい・・・。
土地成金の一人息子・金山大介(大久保了)が花婿学校に入学した。しかし「女をモノにする方法を教えろ」とわめきたて、犬太郎(武田鉄矢)に追い出される。料理の授業中、大介は助手をしていた美笛(桐島かれん)に一目惚れ。その後、大介は"てんぐ"に現れ、ダイヤの指輪と札束を出し、美笛に「嫁になれ」としつこく迫り・・・。
犬太郎(武田鉄矢)の元妻・波子(風吹ジュン)は、犬太郎をいまだに忘れられない。犬太郎が美笛(桐島かれん)に夢中だと知った波子は正一(白竜)にレストランの招待券をプレゼントする。美笛と正一をデートさせようというのだ。当日、波子、犬太郎、ふたりの娘・あまり(戸恒恵理子)の3人はレストランへ。するとそこへ、正一と美笛が現れ・・・。