自分が誰よりも美しく魅力的だと心から信じて疑わない超勘違い女･桃山リリ (ベッキー)。今日もファミレスでバイトをしていると、客として来ていた坂上恭太郎 (柏原収史) と間三平 (徳井義実) が自分のことばかり見ている…と勘違い。仕事もそっちのけで一人、妄想ワールドを全開するのだった。後日、一緒に暮らす親友の西園寺アンナ (杏さゆり) がリリに彼氏を紹介したいと言ってきた。その彼氏とはなんと恭太郎。しかし、そこでもまたリリの妄想が暴走し、こともあろうに恭太郎がリリに一目惚れしてしまったと勘違いしてしまう。さらに、恭太郎の働く雑誌編集部にリリがバイトとしてやって来た。そこでも編集長の亜紀 (滝沢沙織) たちを巻き込んで大騒ぎに。

リリ (ベッキー) と出会って以来、落ち着かない日々が続く恭太郎 (柏原収史)。街を歩いていても誰かが自分をストーキングしているような気がしてならない。エスカレートするリリの勘違いに対処すべく、亜紀 (滝沢沙織) は鶴岡 (渡邉紘平) と亀田 (大東俊介) に、リリを誘って合コンをするよう命じる。合コン当日。当然のごとくここでもリリの勘違いが炸裂し、鶴岡とリリはどういうわけか海へ。リリの身を心配したアンナ (杏さゆり) に怒られ、あわてて2人を追いかける恭太郎。ところがリリは自分を救いに来たと勘違いし、ますます恭太郎への愛を深めていく。その時、恭太郎とリリのやりとりを遠くからじっと見つめる2つの影がいた…。

ある日、恭太郎 (柏原収史) はアンナ (杏さゆり) から、リリ (ベッキー) のボディーガードをしてほしいと頼まれる。聞けばここ数日、リリが何者からいやがらせを受けているらしい。しぶしぶ引き受ける恭太郎だったが、リリの悲鳴を聞きつけ駆けつけると、犯人はなんと若い女性だった。それにしてもどうしてリリを襲ったのか? 翌日、恭太郎を一人の女性が訪ねてくる。「君は…」。そう、彼女はリリを襲った犯人ではないか! 彼女の名前は月灯ほのか (木内晶子)。どうやらほのかは恭太郎とリリがつき合っていると勘違いしているようだ。彼女の敵意がアンナに向けられることを恐れた恭太郎は、ほのかの勘違いをそのままにしておくことにする。

実家へと帰ることになった恭太郎 (柏原収史) は、この機会にアンナ (杏さゆり) を両親に紹介して公認の仲になることで、リリ (ベッキー) の呪縛から逃れようと考えていた。が、しかし、ひょんなことからリリに発覚、どういうわけかリリまでおまけで付いてきてしまう。仕方なく二人を招き入れる恭太郎だが、リリの勘違いパワーはアウェーでもまったく衰え知らず。恭太郎の母･はるみ (山下容莉枝)、そして父･二郎 (仲本工事) を巻き込んで相変わらずのドタバタ騒ぎ。アンナとリリとキノコ狩りに出かけた恭太郎は、邪魔者であるリリに毒キノコを食べさせようと画策するが、逆に自分が食べるはめに。

ある日、恭太郎 (柏原収史) は恋愛小説の大御所･大河原 (萩原流行) の担当を任される。さっそく原稿執筆を依頼するため大河原を料亭で接待するが、たまたまそこで仲居のバイトをしていたリリ (ベッキー) によってめちゃくちゃに。案の定、大河原を激怒させてしまう。肩を落としながら帰る途中、なんとリリと恭太郎めがけて落雷が。吹き飛ばされた二人が目を覚ますと、リリと恭太郎の心が入れ替わっているではないか! 恭太郎はアンナ (杏さゆり) に事情を話すが、まったく信じてもらえない。このまま二人は永遠に元に戻らないのだろうか…。後日、恭太郎 (中身はリリ) は亜紀 (滝沢沙織) のとりなしで再び大河原のもとへ向かうが、人の弱味につけ込んで偉そうに振る舞う彼の態度に納得がいかず、またもや大河原を怒らせる結果に。