国内初となる非武装地帯の衝撃的な野生生態をUHDカメラに収めた俳優イ・ミンホ。制作スタッフと共にマイナス30度の寒さの中、今もなお埋まっているであろう地雷への危険に屈することなく撮影を強行し、カメラに収めることに成功した。地球上唯一の非武装地帯であり、朝鮮半島で最も過酷な撮影地といえるDMZ。この場所でイ・ミンホが見たのは、野生動物たちの地上の楽園か？それとも歪んだ生存の戦場か？

前代未聞のイノシシの出産映像。その出産の様子だけでなく、産まれた子供が大人になるまでの成長していく姿を初公開。さらに群れからはぐれた、子イノシシの死骸を食べるイノシシたちの衝撃的な映像まで。非武装地帯は食うか食われるかの食物連鎖の世界なのだ。イノシシだけでなくヤマネコや天然記念物のユーラシアカワウソなど、非武装地帯に生存する捕食動物たちの生存戦略に衝撃が走る。

絶滅危惧種で天然記念物のヤギは生きた化石とも呼ばれる。直線距離にして5メートル離れた場所から聞こえるかすかな音も感知できるヤギは、人の気配を感じるとすぐに逃げてしまう。さらに傾斜が急な絶壁に生息するため、実際に見ることは大変難しいと言われている。しかしこの番組は、そのヤギの貴重で多様な姿をカメラに収めることに成功。野生と人間が共存する非武装地帯を安息の地とするヤギの実態に迫った。