借金1千兆円を抱える日本は国家破綻の現実を迎えようとしていた。副総理の江島はこの危機を乗り切ろうと内閣総理大臣に就任。江島は就任会見で、財政再建のために国民に負担を強いると宣言する。
江島総理から歳出半減のミッションを命じられた周防、中小路、根来、土岐の4人だったが、それはほぼ不可能だった。4人は考え抜いた末に苦渋の策として、社会保障費と地方交付金をゼロにするという計画を打ち出す。
連載中の「デフォルトピア」が話題になる中、暁光新聞の児玉は財務省内に協力者がいると察知し周防を追っていた。同じくして江島も周防を呼び出し“協力者”であるかを問う。一方、オペレーションZのメンバーは...。
歳出半減策が暁光新聞にスクープされ、江島は国民に改革の必要性を訴えかける。これより日本・世界経済は大混乱に陥ると思われたが、事態は思わぬ方向に動く。そんななか、ネットの掲示板にあることが書き込まれる。
オペレーションZに慶政大学の宮城も加わるなか、窪山市の財政が破綻する。窪山市長は会見で「江島総理が救う必要はないと総務大臣に命令した、国として救う意志はないと言われた」と発言し、波紋を呼ぶ。
閣僚の辞任など江島内閣が揺らぎ始め、ついに衆議院本会議にて内閣不信任決議案が可決された。それでも江島は最後までオペレーションZのために戦うことを誓い、国民に信を問うため、衆議院解散と総選挙を宣言する。