エピソード5
二通の手紙
建築士をしている伊織草輔 (柴田恭兵) は、その日を万感の思いで迎えた。15年前、伊織の5歳になる長男・雄大 (神谷涼太) が誘拐されて殺害された。その日は、忌まわしい営利誘拐事件の時効の日だったのだ。伊織は、翌日、妻・真沙未 (酒井和歌子)、雄大の姉・永遠子 (榎本加奈子)、その婚約者で大学院生の大槻亮治 (池内万作) とともに雄大の墓参りをした。家には、それまで捜査を担当してきた刑事の久松 (田山涼成) らが、挨拶に訪れる。伊織が衝撃的な手紙を受け取ったのは、その2日後のことだった。新築する自宅の設計を頼みたいという不動産会社社長の高津との打ち合わせを終えて事務所に戻った伊織は、15年前の事件の真相を話したいという内容の、手紙が届いていることに気づいた。/(脚本) 中岡京平
1時間32分 · 2024年1月6日