kiss×sis
ある日、いつものように家に帰った圭太は、食事の時に両親の姿がないことに気づく。どうやら両親は町内会の旅行で明日の夜まで帰ってこないらしい。あことりこは、この機会を逃すまいと圭太に迫る。圭太は二人の誘惑になんとか耐えるが、翌朝、厳重にかけた自室の鍵はすべて破られ、両隣には彼の腕枕ですやすやと眠るあことりこの姿があった。なけなしの理性で二人をふりきり、学校へ行く圭太。部屋に残されたあことりこは、ゴミ箱の近くに丸めて捨てられている紙に気づく。「三者面談のお知らせ」と書かれた通知を見た二人はニヤリと笑うのだった…。
圭太の模擬試験の結果が返ってきた。志望校への合格率は50%…。圭太にあこが家庭教師役を名乗り出た。“女教師”スタイルで挑んだあこのスカートの奥が気になってしまい、圭太には逆効果。あこは作戦を変更し、インパクト勝負とばかりに自分の身体のあちこちに英単語や熟語を書いて圭太に覚えさせるが…。
朝から、あことりこにお目覚めのキスを浴びせられた圭太。そのあまりの熱烈ぶりに、これ以上受験生ライフをかき乱さないでくれと、キス禁止令を言い渡す。圭太への思いを抑えきれず悶々とする二人だが、あこは毎晩夜食を作るなど変わらず圭太をかいがいしくサポート。うらやましがるりこの耳に、圭太と父の「たまには甘いものも食べたい」という会話が飛び込んできた。さっそくスイーツ作りに挑戦するりこだが、不器用なせいで失敗に終わってしまう。意を決したりこが父にあるものを借りようとして部屋を訪れると、机の上にはクリームまみれのブロンド美女がパッケージのDVDが。それを見たりこの脳裏に、とんでもない名案(?)が閃く。
受験が近づき、圭太が家にいない時間が増えた。寂しい気持ちになるあことりこだが、以前にも圭太があまり家にいなかったことを思い出す。当時、小学6年生だった圭太は二人と距離を置くようになっていた。圭太の姉離れを受け入れようと、あことりこは男子たちと試しにおつきあいしてみるが、ことごとく幻滅してしまい…。
圭太のふりあげた手が、またも偶然通りかかった三国の胸にあたってしまった。あことりこは平手打ちを食らい帰宅した圭太を心配するが、圭太は理由を言えるわけもなく、そっけない返事をするばかり。翌日、圭太は自習しようと図書室に向かうと、カウンターには三国の姿が。昨日のことを謝ろうとタイミングをうかがうが…。
あこたちの父親が会社のビンゴ大会でパソコンを当ててきた。エッチなことに興味津々なあことりこはインターネットで検索するが、未成年者が不適切な情報に触れられないようフィルタリングが掛けられていて検索結果に表われない。諦めきれない二人は、エッチなゲームを買おうと決断。圭太を連れて秋葉原に向かうのだが…。