ギャルサー

東京･渋谷近くの代々木公園でパラパラを踊る、派手なメイクと衣装の少女たち。ギャルサークル「エンゼルハート」のギャルたち、通称ギャルサー。彼女たちの傍若無人な振る舞いに、渋谷中央通り商店街の店主たちは呆れ果てていた。そんな時、店主たちの元に上空からカウボーイが! アリゾナから“イモコ”という娘を探しにきたというその男はシンノスケ (藤木直人) と名乗り、渋谷の街で人探しを始めるが、ギャルサーのサキ (戸田恵梨香) と早速一騒動起こしてしまう…!!

ギャルたちが集めたイベント用のコスチューム代150万円が強奪された!! 強奪した犯人はリカ (岩佐真悠子) だと、バッグを奪われたラン (西田奈津美) が名指ししたことからギャルサー内ではさらに大騒ぎに!! サキ (戸田恵梨香) はリカの無実を訴えるが、疑惑は晴れそうにない。そんな時、サキは、公園でランの持っていたバッグを燃やしているシンノスケ (藤木直人) を発見する…!!

落とし穴の中から見つけた手帳にはさんであった太めの女の子の写真が、“イモコ”の可能性がある!! と、シンノスケ (藤木直人) はサキ (戸田恵梨香) らに見せて回るが「ギャルサーにはデブはいない!!」と一蹴されてしまう。が、それは実はナギサ (新垣結衣) の過去の写真だという疑いが…!? 一方、ギャルコンテストの話題でメンバーたちは盛り上がる中、盗難に遭った例の150万円が集会所内で見つかるという騒ぎが勃発していた!!

ユリカ (矢口真里) が、1枚の葉書を落としたことから、サキ (戸田恵梨香) は思わぬ事実を知ることに…。なんと自称16歳のユリカが、本当は23歳の大卒の元お嬢様だったのだ!! エンゼルハートは、18歳になるとメンバーを卒業するのが決まり。大学時代の友人･須藤雪絵 (松本莉緒) にその秘密を握られ、さらにはサキとシンノスケ (藤木直人) にまで知られてしまったユリカは、いよいよエンゼルハート脱退へと追い込まれていく!!

サークル合同イベントが企画され、エンゼルハートがそれを仕切ることに!! 幹部たちは、サキ (戸田恵梨香)、シズカ (佐津川愛美)、スミレ (奈津子) の3人に、会場使用契約書の署名捺印を、残る1チームから取ってくることを指示。だが、この仕事をサキたちに押し付けられたスミレは、その大切な契約書を紛失してしまう!! サキは困り果ててボヤ騒ぎをおこして、あろうことかシンノスケ (藤木直人) に責任転嫁する作戦に出るのだが…!?

渋谷中央通り商店街「クリフォード」では、我が者顔で街を闊歩し、やりたい放題のエンゼルハートのメンバーたちを、街から排除するための作戦会議が開かれていた!! 一方、エンゼルハートの集会所では、ギャルたちが次々と行方不明になる騒ぎが巻き起こる…。シンノスケ (藤木直人) は、娘たちが消えたのは、ジェロニモⅢ世 (古田新太) もその呪いの脅威を恐れる、“ヤツボシテントウ”の呪いのせいだと言い出す…。最初は相手にしなかったギャルたちも、次第にお互いを“呪いを持つ娘”だと思い、疑心暗鬼になっていく…。