『グリザイアの果実』から数年後…かつて少女たちの箱庭だった「美浜学園」は国防を担う人材を育てるSORD(ソード)訓練校へと生まれ変わった。拳銃を使用するレナ&マキ、狙撃を得意とするトーカ&グミ、爆弾と情報処理のクリス、諜報活動担当の忍者ムラサキ。彼女たちは、警察や自衛隊には解決できない事件にあたり、危険な活動を繰り返す。これは、血と硝煙に彩られた少女たちの物語――
エピソード1
マザーズクレイドル#1
レナたちが所属する美浜学園A組に、初等部のタイガがやってきた。タイガの上官に任命されたのは前線での戦闘要員ではないクリス。クリスはその理由をハンドラーのハルトに問う。そして、射撃訓練のためにはまず体力が必要だと指摘されたタイガは、厳しいトレーニングを自主的に繰り返していた。トレーニングで疲れて眠ってしまったタイガを背中に感じながら、クリスはある想いを抱くのだった。
エピソード2
マザーズクレイドル#2
タイガが研修に出かけた医科大学でテロによる爆発事件が発生。その犯人は新興宗教組織のメンバーで、兵器として転用可能なウイルスを手に入れることを画策していた。事件を知った国連は、ウイルスが世界中に広がるのを防ぐため熱処理兵器による空爆で建物ごと殲滅することを決定する。その知らせを受けたA組に指示されたのは、出動禁止命令。しかし、クリスは命令を無視してタイガの救出へと1人向かうのだった。
エピソード3
マザーズクレイドル#3
爆弾を使いテロリストを立ち向かうクリスだったが、敵の銃弾によって負傷してしまう。そんなクリスを救護するタイガはテロリストに囲まれ窮地に陥る。一方A組は、作戦失敗時には現場処分されることを条件に学園長から許可を得て現場へ出動。タイガとクリス救出のため、美浜学園A組がテロリスト殲滅作戦を開始する。
エピソード4
ファントムブレード#1
ムラサキの姉・ユーキが海外赴任を終えA組に帰ってきた。ユーキは人の懐に入ることや嘘が得意で学園長やハルトとも仲が良く、その慣れ慣れしさにレナは多少苛立ちを感じてしまう。また妹のムラサキは、ユーキがA組に戻ってきてから調子を崩していた。ユーキとムラサキの間に何があったのか。ハルトは2人と出会った頃の話をレナたちに語る。
エピソード5
ファントムブレード#2
SORDが生まれるより数年前。ハルトは山奥にあるユーキの実家を訪れていた。彼女の村には「幻刀(ファントムブレード)」という特殊な技が伝えられているらしい。師匠を超えるため剣の技を会得するまでは帰らないと決めたハルトは、村で生活することに。そこでユーキの妹・サキ(ムラサキ)と出会う。サキは人見知りだったが少しずつハルトに心を開いていく。そんなある日、村が襲撃され、サキはその犯人がハルトだと思い込み暴走してしまう。
エピソード6
ブルーエストブルー#1
まだSORDが「ファントムトリガー」と呼ばれていた頃の話に遡る。とある実験で生まれたハルトは美浜学園の生徒である仙石イチル、野上たちによって育てられ、その中の1人・蒼井アオイによく懐いていた。日々、裏稼業をこなしながら慣れない子育てに振り回されるアオイたち。そんな人殺し集団の中で、ハルトはすくすくと成長していく。いかにして「蒼井ハルト」という存在が生まれたのか。その過去が遂に明かされる――
内田真礼
佐倉綾音
名塚佳織
種﨑敦美
南條愛乃
三森すずこ
村山公輔