3年前、未解決のまま突如幕引きされた失踪事件の捜査再開を訴える警視庁公安部の捜査官・国下一狼は、全く別の任務を命じられる。指定暴力団若頭・英獅郎の内偵と監視を任された一狼は、ある事実を知り、獅郎と偽りの“恋人契約”を結ぶことを決意する。
エピソード1
出逢い
警視庁公安部の捜査官・国下一狼は、公安部長の田口から指定暴力団・峰上組の若頭・英獅郎の監視を命じられる。わずか3年で異例のスピード出世を遂げた獅郎は、各界の大物と関係を築き強い影響力を持つというが...。
エピソード2
覚悟
央莉音の失踪事件を解明するために手を組んだ一狼と獅郎は、莉音が残した手帳から手掛かりを探す。手帳には大須総理ら4人の政治家の名前が書かれており、一狼と獅郎は政治家たちの接点を調べることに。
エピソード3
存在
一狼と獅郎は同居しながら莉音の失踪事件を追うことになり、その仲むつまじい様子に獅郎の舎弟たちはざわつく。失踪前に莉音は4人の政治家を追っており、彼らはいずれも子供を東永大付属中学に通わせていた。
エピソード4
奪還
風邪を引いた獅郎を寝かせ、田口との待ち合わせに出かけた一狼。彼は20年前のビル爆破事件と莉音が失踪したジョーカー事案には関連があるのではないかと田口に迫る。すると田口は、一狼を任務から外すと言い渡し...。
エピソード5
再会
一狼と獅郎は莉音と再会。莉音は、殉職を装って身を隠していた理由を明かす。そんななか、田口がマンションにやってくる。彼は一狼と獅郎に、莉音が追っていた案件と20年前のビル爆破事件のつながりを語り始める。
エピソード6
真相
一狼、獅郎、莉音は、4人の政治家の子息の内、澤口が自殺したというニュースを知る。さらに、匡が緊急入院したという。3人は澤口が口封じのために殺され、自分も殺されると恐れた匡が身を隠したのだと推察する。