世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ。夏、年に一度の大スペクタクルが起こる。満天の星空のもと数万もの数で一斉に上陸産卵するアオウミガメ。そして圧巻は巨大サンゴ礁の一斉産卵だ。これは地球から38万kmかなたに浮かぶ月と深い関わりをもっている。強い引力で満ち干のリズムを作り、産卵のドラマも次々に起こるという。研究者とともに2か月におよぶ長期ロケを敢行。月夜におこる神秘の命のドラマを描く。[TRAV](C)NHK
代々の帝(みかど)が暮らした京都御所を通年取材。帝たちが即位の時に座った「玉座」や、1800枚に及ぶ国宝級の「障壁画」、帝が毎日神に祈りをささげたという不思議な部屋、帝や皇族のみに許された豪華な廊下や畳。こうした知られざる至宝や、平安の昔から続く伝統美を守り継ぐために、終わりのない修復を続ける匠(たくみ)たちの超絶技巧。桜、紅葉、雪、四季折々にさまざまな表情を見せる御所の姿を4Kカメラで記録した。[NARR](C)NHK
太平洋・赤道直下に浮かぶニューギニア島。極彩色のサンゴ礁のすぐ外側は、断崖が1000mまで落ち込む。ほとんど調査が進んでいないこの「熱帯の深海」で、待望の深海調査が始まった。潜るのは、あのダイオウイカを撮影した透明球型潜水艇。オウムガイ、ウミユリなど太古から姿を変えていない“生きた化石”が次々と姿を現わす。ラストダイブで遭遇する、シーラカンスより貴重な未知の深海魚とは? 博士とともに潜航開始![TRAV](C)NHK
ガウディ没後100年、2026年の完成を目指すスペインのサグラダ・ファミリア教会。その象徴であり、生前ガウディ自身が手がけた「生誕のファサード」が2015年12月に完成。何の手がかりもなかった巨大な門扉を作り上げ、歴史的な仕事を成し遂げたのは彫刻家の外尾悦郎氏。薬師丸ひろ子さんが外尾氏とガウディゆかりの地を巡り、未来に託したメッセージを知る。大野和士さんが指揮した大聖堂のコンサートも見どころ。[ARTI](C)NHK
新春、国宝・二条城の金色の大広間が特設セットに生まれ変わる。二条城は、関ヶ原の戦い直後に建てられた徳川家康の城。近年研究で、“戦う”ためではなく、天下人としての“権威を示す”城だったと裏付けられてきた。幻の天守、空前絶後のスピード建築。誰がどのようにこの城を建て、どんな仕掛けを込めたのか。大河ドラマ『真田丸』石田三成役で戦国を生き抜いた俳優・山本耕史が、歴史、美術の専門家とともに二条城の謎に迫る。[TRAV](C)NHK