何百頭ものカマストガリザメはカタクチイワシの大群をしとめるためチームワークで狩りをする。隠れ身の達人アラフラオオセや、北極近くの海、水深1000メートルで200歳まで生きるといわれるニシオンデンザメも登場。オーストラリアのグレート・バリア・リーフにいるマモンツキテンジクザメは、潮が引いても陸を歩いて狩りができる唯一のサメだ。そして、サメの王者ホホジロザメの狩りも見ものだ。

アカシュモクザメは群れを知らないサメだが、交尾のために太平洋の小さな島へやってきて、求愛のダンスを踊る。メキシコ、バハの沖合にはイトマキエイが交尾のため250万頭も集まる。海面から飛び上がり、着水する音でメスにアピール。オーストラリア近くの海に棲むレモンザメは哺乳類と同じように子を産むことで子孫を増やす。世界最大の魚ジンベエザメは、鼻の感覚器で地球の磁場から自分の位置を知ることができる。