スケバン刑事

聖アンナ女子高校へ一人の少女が転校してくる。少女の名は麻宮サキ。この高校では、頭のいい生徒を奨学金で集め、金持ちの娘たちの身代わり受験をさせようという企みがあった。それを断った奨学生は、口封じのため殺される。サキはその事実を調査するためにやって来た特命刑事であった。

サキは母校の鷹の羽学園へと戻ってくる。かつて不良だったサキに教師たちの態度は冷たい。そんな時、銀行強盗が起きる。犯人の一人はセーラー服を着た左きき。そして、サキが容疑者として捕まる。真犯人は、鷹の羽学園の入学課の職員だった。サキの怒りの炎が燃え上がる。

三平の友人の清水が、学園に爆弾を仕掛ける。それは花火を改造したちゃちな爆弾だった。だが、その事実を知った理科教師は清水を脅し、本物の爆弾を仕掛けさせる。そして、サキは理科教師と対峙する。

サキの同級生の奈々美が、誘拐される。事の真相は、奈々美の父が遺した会社汚職の資料を狙う男たちの仕業であった。サキは奈々美を救うため、立ち上がる。

名門カトレア学園で自殺事件が立て続けに起きる。この事件の裏には、音楽教師の竹中に憧れる少女たちが、催眠術でライバルたちを自殺させることによって引き起こされたものだった。遂にサキの怒りが爆発する。

アイドル歌手泉ゆかりに連続放火犯人の嫌疑が掛けられる。今回のサキの任務は、ゆかりが本当に犯人であるかを確かめるものだった。そして、サキはゆかりの付き人として接触する。事の真相は、ユニバーサル電工株式会社々長であるゆかりの父を失脚を企む副社長とゆかりのマネージャーの仕業であった。