薬物絡みの未解決事件を扱う独立捜査機関「スタンド」。メンバー候補は厚生労働省麻薬取締部(マトリ)、警視庁捜査一課から民間人まで幅広い。所属の垣根を越えてメンバーをスカウトする、その重要な役に任命されたのは泉 玲。一部の薬物に対して耐性がある「薬効体質」の持ち主だ。泉はさっそく、捜査企画課のエース・青山 樹と共に警視庁を訪れ、捜査一課のスタンド候補者たちに協力を依頼することに。
政財界や芸能界にも太いパイプを持つ情報屋「Revel」。そのメンバーでスタンド候補者である大谷羽鳥から突然声をかけられた泉は、彼の協力でRevelのリーダー・桧山貴臣との面会をはたす。彼にスタンドの重要性を訴えた泉はその後、大谷の誘いでRevelのたまり場になっているというバーへ。神楽亜貴が泉を冷たくあしらうなか、槙 慶太は警戒心を持ちながらも優しい一面を見せるが……。
繁華街で暴れて逮捕された男のアパートから、白と青の2錠1セットになった謎のドラッグが発見された。十数年前に一時的に出回った「プラス」と成分が似ているが、詳細な情報は不明。一方、泉は桧山からスタンド候補者のベストセラー作家・都築 誠を紹介され、捜査一課の荒木田蒼生と共に会いに行く。だが、誠はマトリを信用してないとバッサリ。後日、再度説得しようと向かった泉は、誠の弟で若手人気俳優・都築京介と出会う。
居酒屋でスカウト状況の報告を受けるマトリのメンバー。スタンド候補者・都築 誠のスカウトは一時中断することに。同じくスタンド候補者で人気の若手俳優の弟・都築京介「通称=きょんくん」の話題になり、京介から頻繁に連絡や食事の誘いを受けていると告白する泉。泉が超人気の若手俳優から口説かれていると知り、盛り上がる一同。翌日、警視庁へ届け物に行った泉を待っていたのは、京介だった。
スタンドの力になるどころか、このままではお荷物になってしまうと落ち込む泉。そこへ追い打ちをかけるように、上層部からスカウト業務の一時中断が通達され、次のスカウト対象者の指定があるまで通常のマトリ業務へと戻ることに。仕事に没頭する泉だったが、カラ元気であることを察するマトリメンバー。そんな泉を自宅へ招待する青山の真意とは。
「命が惜しければ、これ以上深入りするな」――泉の携帯に届いた差出人不明の脅迫メール。それについて青山に報告するが、心配をかけたくないという思いから、マトリメンバーには黙っていてほしいと頼み込む。一方マトリのメンバーは、京介が一日警察署長を務める厚労省・警視庁・消防庁が合同で行うイベント「安心安全わいわいフェア」の助っ人として動員されることに。イベント会場には警視庁の面々をはじめ、九条家の人間の姿もあり・・・・・・。
浪川大輔
Shun Imaoji
鳥海浩輔
Satoru Watabei
村井美里
Rei Izumi
花江夏樹
Kotaro Yui
前野智昭
Daisuke Seki