朝、スプーンおばさんの体が突然ティースプーンくらいのサイズになる。不思議なことに、体が小さい間は動物と話せるのだった。小さくなっても仕事がいっぱいのおばさんは、動物たちに手伝ってもらう。
スプーンおばさんは、忙しいご亭主に代わってペンキを塗りにいくことに。道具を手押し車に積んで出かける途中、また小さくなってしまう。ペンキ塗りどころではなくなったおばさんは、動物たちや鳥に手伝いを頼む。
スプーンおばさんは教会のバザーにショウガ入りクッキーを出すことにし、クッキーを焼き始めたが体が小さくなってしまう。クッキーを焼くのは無理になってしまったが、おばさんにいいアイデアが浮かぶ。
スプーンおばさんは赤ちゃんを預かることになったが、小さくなってしまった。この赤ん坊はすごくやんちゃで、小さくなったおばさんは参ってしまう。そこでおばさんは動物たちに子守を頼み、ピンチを切り抜けた。
スプーンおばさんがカップの底に残ったコーヒーの模様で占いをすると、今日の運勢は最も悪い3本線。これは大変と思った途端、おばさんは小さくなって椅子から落ち、おまけに椅子が倒れてくるのだった。
パイプが詰まって機嫌の悪いご亭主は動物や地下のネズミにまで当たり散らし、スプーンおばさんはネズミ一家をかばって亭主と大喧嘩。それを知ったビヨンハルケンは、感謝の印に家宝のクジラのひげをおばさんに贈る。