美田園アリス(上戸彩)、23歳は世界的なホテル王の娘。子供の頃から、欲しいものは何でも与えられてきた。『ラブ・アリス』というブランドを立ち上げ、ファッションプロデューサーとして世界を飛び回り、最高級ホテルのスイートルームで秘書の郡司康夫(風間杜夫)、世話係の大野緑(三浦理恵子)に囲まれ何不自由なく暮らしている。しかし、女優だった母は、アリスが5歳の時に他界。多忙を極める父と、新しい母、真紀子(若村麻由美)との間に家族団欒の思い出はない。
美田園アリス(上戸彩)は、佐藤太郎(上地雄輔)に恋人になって欲しいと持ちかける。突然の告白に、わけの分からない太郎。アリスは、彼氏になってくれたら理由を話すと言う。答えを渋っていた太郎は、スピード違反で捕まり、罰金と免停を食らった。運転手が仕事の太郎は、郡司康夫(風間杜夫)に、免停明けまでの停職を言い渡され、その間の給料も支給されなくなってしまう。それでも、アリスの誘いに乗るまいとがんばっていた太郎だが、ついに金が底をつき助けを求める。
美田園アリス(上戸彩)と佐藤太郎(上地雄輔)のキスが週刊誌などに掲載された。そのため、アリスと太郎は一躍注目を集めてしまう。アリスにとって、継母の真紀子(若村麻由美)が結婚を薦める後藤田司(柏原崇)を遠ざけるカムフラージュだったが、太郎はマスコミに追い回されて大迷惑。そんな時、真紀子が帰国。太郎との関係をただす真紀子を、何とか誤魔化そうとするアリス。ちょうどそこに、太郎が現れた。太郎の仕事を知った真紀子は交際に大反対。反発するアリスに、真紀子は太郎と暮らすよう提案する。
美田園アリス(上戸彩)の知らないうちに、継母の真紀子(若村麻由美)と後藤田司(柏原崇)が手を組んで、佐藤太郎(上地雄輔)や仲間たちが暮らす商店街を“アリスタウン”と名づけて再開発しようとしていることが発覚。アリスは、ようやく仲良くなれそうになっていた商店街の住人たちから裏切り者扱いされて去り、そのまま姿を消してしまった。一方、太郎は商店街の仲間たちを集めて、野球の練習を始める。仲間たちは、商店街の救世主として太郎をあがめるのだが・・・。
美田園アリス(上戸彩)は、佐藤太郎(上地雄輔)らの商店街に計画された“アリスタウン”建設を阻止するため、後藤田司(柏原崇)との婚約を受諾。しかし、それはアリスの勢い・・・というか、気まぐれ。だが、後藤田はこの時とばかりにアリスとの婚約発表記者会見を準備した。後藤田との婚約を推奨する継母の真紀子(若村麻由美)は、アリスが逃げ出さないようにとSPを付ける。アリスは、太郎と商店街の仲間に自分を助け出して空港へ連れて行くようにとメッセージを送った。
『ラブ・アリス』のファッションリーダー、美田園アリス(上戸彩)の前に強力なライバル、ジェシカ(村川絵梨)が出現。アリスと同じく、セレブを標榜するジェシカのデザインは『ラブ・ジェシカ』を発信源に、日本のファッション界に旋風を巻き起こす。しかも、ジェシカはアリスを徹底的に敵視。なんと、ジェシカの背後には後藤田司(柏原崇)が控えていた。そんな時、アルム公国大使館の大臣(市川勇)が同国プリンセス、クララ(アヤカ・ウィルソン)の社交界デビュー用のドレスをアリスとジェシカとのコンペで行うことを提案。すると、後藤田の力も武器にジェシカは『ラブ・アリス』の社員を引き抜き、優位を保とうとする。