ダイアン･フォッシー:真実は霧のかなたに

1985年12月27日は、朝霧を切り裂く恐ろしい叫び声で始まった。野生動物の世界の伝説であるダイアン・フォッシーがルワンダの人里離れた山小屋で死んでいるのが見つかる。山刀で残忍に襲われていた。 世界的に有名なアイコンはマウンテンゴリラを絶滅から救うために戦ったが、その活動が彼女の命を奪ったであろう危険な敵を生んでしまった。

ダイアン・フォッシーのお気に入りのゴリラであるディジットが殺され、彼女は体調を崩しはじめる。デヴィッド・アッテンボローはルワンダを旅してゴリラを撮影し、自然の中での動物を目の当たりにできる大変貴重なテレビ映像を生み出した。ところがルワンダ政府との対立で、フォッシーはアメリカへの帰国を余儀なくされる。 その間、「霧の中のゴリラ:マウンテンゴリラとの13年」を執筆して世界的に有名になる。

ルワンダ警察の不慣れな捜査で見つかった数少ない事件の手がかりから、ゴリラ研究者のウェイン・マクガイアが、ダイアン・フォッシー殺害で有罪となった。マクガイアは逮捕前にルワンダを脱出していたが、裁判では死刑が宣告された。以降、マクガイアは判決を背負って生きている。フォッシーを本当に殺したのか、それとも32年に及ぶ冤罪の犠牲者なのか？彼でなければ、誰が犯人なのか？