「おれ、おまえの兄貴にレイプされたんだ。」そう打ち明けた友人を俺は責め、傷つけてしまった。次の日、あいつは自殺した。ほんとは、あいつに落ち度なんかなかったんだ。俺は何も分かっていなかった。25年が過ぎた今も、ずっと考えているんだ。もしもあの日に戻れたら、俺はあいつを救うことができるだろうか、と。那須ショートフィルムフェスティバル 那須アワード2019 準グランプリ受賞作品