このエピソードでは、スポーツの救済する力、そしてサッカーが命を救うという驚きの話が、熱狂的なリバプール・ファンである「ルワンダのレッズ」によって語られる。一見、彼らは世界中のファンと同じように見えるが、全員がルワンダ虐殺を生き残った人々であり、笑顔の裏には苦しみと喪失の物語が隠されている。そんな中でも、彼らは夢を見つけ、サッカーを通じてコミュニティを再形成する。
※このエピソードには東日本大震災時の地震・津波の映像が含まれます。ご視聴の際はご注意ください。 サッカー日本女子代表チームが、日本で1万6000人もの犠牲者を出した大災害から3か月後のワールドカップ(W杯)で得た、すばらしい勝利のドラマを伝える。さらに、女子スポーツが普及していった軌跡、また1999年に米国で女子サッカーがどのように過熱していったかも取り上げる。W杯で歴史を作ってきた日本と米国代表チームの主要選手の貴重な話から、困難と偏見との闘い、世代を超えて女性を勇気づける信念が見えてくる。
サッカーでは、負けが確実視されていたチームが勝つ時がある。アイントラハト・フランクフルトの30年ぶりのドイツ杯優勝への軌跡、バイエルン・ミュンヘンがアマチュア的な集まりから大金を動かす世界的なクラブにいかにして変貌したか、チェルシーが2012年のチャンピオンズリーグ決勝で、新人監督のもと、いかにしてバイエルンに勝利したか。いくつかの物語が交互に語られる。このエピソードでは、サッカーにおける「チャンス」を研究し、多くの人々がサッカーを愛する理由に迫る。
アイスランドにはプロのリーグがなく、国の代表チームの監督は非常勤の歯科医だ。そんなアイスランドが、FIFAワールドカップ(W杯)決勝トーナメントへの出場を決め、歴史上で最小の出場国となる。その舞台裏を独占取材し、アイスランド代表チームと、監督ヘイミル・ハルグリムソンが、ロシアで行われるW杯に向かう姿を追う。これは誇り、不可能を可能にして得た勝利、希望の物語だ。サッカーの大舞台で、ゴリアテに挑んだダビデのごとく、弱小チームが強敵に立ち向かう。
ここで紹介するすばらしい物語は、世界共通のスポーツの姿を明らかにし、人々の様々な境遇をとらえる。ブラインドサッカーのイングランドチーム、南アフリカで最年少のプロの審判員となった少年、中国で建物の屋上に設営されたサッカー場、インドの子供たちがプレーするサッカー。世界中を回り、サッカーが世界を結びつける力を見てゆく。
リオネル・メッシは、現在活躍する最も偉大なサッカー選手と言えよう。72億人に1人の奇跡、サッカー界における天才だ。このエピソードでは、サッカーの美しさを示し、ある世界的ビッグマッチで見せたメッシの才能の秘密を解き明かそうとする。伝説的な指導者にして監督のペップ・グアルディオラから、アルゼンチン大統領、有名な数学者までの豪華な出演者たちがメッシの卓越した才能の謎に迫る。
Raimon Masllorens
プロデューサー
Adam Bullmore
ジョー・ロス
ジョン・カーリン
Jos Cushing