「見たいテレビなどない」という若い世代に向けて、「こんなテレビ見たことない!」といってもらうための20分間。若手制作者たちが、新しいテレビの形を模索します。(C)NHK
EPISODE 1
MIDNIGHT TIMELINE
東京タワーも消灯した深夜の東京。人けが無い街の暗がりに目をこらすと見えてくる人間模様。道ばたに座り本を読む大学生、終電ダッシュする会社員、不景気の新人タクシー運転手、犬を散歩させる仲良し夫婦…。深夜0時からに限定して『暗がりの人々』を撮影し、時系列(タイムライン)に並べた群像ドキュメント。人は真夜中に、何を考えているのか。今日の晩ごはんのこと?自分の将来のこと?大切な誰かのこと?/語り:小関裕太[NARR](C)NHK
EPISODE 2
このすばらしきぬいぐるみとの日々
他者との関係をうまく作れない、自己肯定感の低さにさいなまれる…。ぬいぐるみの目線で若者を観察すると、リアルな悩みが見えてきた。時に自分の分身、時に親友、時に他者とのクッション材。変幻自在に役割を変えるぬいぐるみが、ストレスフルな現代社会を生きる支えになっている。汚れを落とし、傷を修繕する都内の“専門病院”には、毎月100を超える“患者”が搬送されてくる。若者たちの等身大の姿に迫る。[NARR](C)NHK
EPISODE 3
リースおじさんの旅
34歳おじさんディレクターの秘密。実はリース作りが好き。ふわふわしたぬいぐるみが好き。そして…。人には言えずにきた“好き”と向き合う旅。たどり着く先は。 許諾が得られなかったため、一部映像を編集して配信します。[NARR](C)NHK
EPISODE 4
“排除アート”?をたどって
ベンチで横になることを阻む仕切り。高架下に散りばめられた、座ることを拒む突起に、鋭角のオブジェ。都市部で広がり続けるこれらの創作物の正体は、果たして何なのか。一部で“排除アート?”と呼ばれるものの正体を探るためディレクターが、東京やら名古屋やらで、あえて寝っ転がりながらの推理劇。クリーンな社会を目指す起死回生の一手? それとも? 現代を生きる私たちの視界から消された人々の存在が浮かび上がる…。[NARR](C)NHK
EPISODE 5
街角イヤホン
「今、何を聴いていますか?」渋谷駅前、絶叫遊園地、大学入学式、東京タワーを舞台に、ぶっつけインタビュー。聞こえてきたのは、辛いときに「人生どうにでもなる」と勇気をくれたアニソン、鬱屈した社会のストレスを吹き飛ばす懐かしのユーロビート、孤独な夜に寄り添ってくれるバラード…。音と人生に耳を澄ませる20分。《プレイリスト》Liella!、『ユイカ』、マカロニえんぴつ、橋本仁、いきものがかり、手嶌葵 ほか[NARR](C)NHK
EPISODE 6
“釜”の写真館
日本の経済成長を支えてきた労働者の街・釜ヶ崎。この街の公園にお盆と年越しの年2回、無料で撮影ができる仮設の写真館ができる。元々写真店を経営していた石津武史さん(79)が仲間と運営してきた。やってくるのは釜ヶ崎で生きてきた男たち。ふだんは互いの素性を明かさずに暮らすがカメラの前では思い思いに自分を表現する。ひとりひとりの人生の悲喜を刻む印象的な写真とともにおっちゃんたちが語る人生に耳を傾ける。[NARR](C)NHK