人間関係うずまくテレビ局報道センター。そこから流れた一本の速報。時を同じくして800㎞離れた北海道室蘭市で発見された死体―。この二つをつなぐ謎の携帯メール―。 一度では、その真相にたどり着くことはできない。二度、三度繰り返し観るうちに、あなたはこの事件の裏に隠された真実を知ることになる。
エピソード1
第1話
GW前日、深夜の東都テレビ報道センター。この日最後のニュース番組を終えたスタッフは三々五々退社していく。その一方で、何人かの夜勤のスタッフ達は翌朝のニュースの準備を始めている。そんな中、ADである小林亮平(成宮寛貴)の携帯に「室蘭市に核ミサイルが落ちた。」との信じ難いメールが届いた。深夜の報道フロアーに緊迫した空気が流れ始める。
エピソード2
第2話
「室蘭市に核ミサイルが落ちた。」という情報は間違いだったにも関らず、準備していた速報が流れてしまった。室蘭では、この速報に驚いて家を飛び出した男性が車に撥ねられて死亡する事件が発生してしまう。他局は一斉に速報でこの誤報による事件について報じた。東都テレビには大量の抗議のメールや電話が殺到し、報道フロアーは混乱の渦に巻き込まれる。
エピソード3
第3話
「室蘭市に核ミサイルが落ちた。」というメールは何故か潮崎編集長(小林薫)にも届いていた・・・。報道フロアでは、速報を流した“犯人”を捜すためにコンプライアンス部の相馬(萩原聖人)と内田(佐津川愛美)がやってきて事情聴取を始めた。プログラムディレクターの向井(豊原功補)は相馬に対して、仲村副編集長(ARATA)があたかも“犯人”であるかの様な証言をする。
エピソード4
第4話
潮崎編集長はAD小林亮平(成宮寛貴)が出身地を偽証している事を発見し、疑いの目を向けざるを得なくなる。また記者の江川(やべけんじ)も一連の行動から亮平を疑い始めた。数分後、誤報の訂正放送をする為に緊急カットインを行う事が決定する。再び報道フロアーに緊張が走る。女子アナである柴田レイコ(酒井若菜)が訂正文を読む事になるが放送直前に、原稿が何者かの手によって差し替えられていた・・・。
エピソード5
第5話
誤報による死亡事故。訂正放送の時に明らかになった秘密の数々。今夜はおかしなことばかり起こっている。もしや“フロントページの魔女”の呪いなのでは・・・。レイコ達は、真犯人を聞きだそうとスタジオに向かっていった。そんな中、相馬は内田と古賀の関係を聞き出し、5年前の事件との繋がりを知ることになる。
エピソード6
第6話
相馬と内田は報道フロアにいる7人全員を集める。そこで明らかにされたのは、離婚問題、不倫、妊娠、借金、脅迫、変態行為、裏切り・・・。しかし、複雑な人間関係の中、ただ1人だけ誰とも関係のない人物がいた。そんな中、編成局長が総務省の調査員達を報道フロアに連れてきた。