食うことすなわち生きること。食の現場に全てが凝縮されている。これは、ヤバい人たちのヤバい飯を通して、ヤバい世界のリアルを見る番組。
エピソード1
#1 アフリカ元少女兵に密着&台湾マフィア組長は何を食う?
度重なる内戦で首都が荒廃したアフリカ・リベリア共和国。巨大な廃墟の数々に、終戦後居場所を失った元少年兵達が住み着いている。スタッフが中に入ろうとすると、カメラを奪われポケットの中身をとられた。そこで出会ったのは、11歳の時に兵士になった28歳の女性。娼婦として日銭を稼ぐ今の彼女に密着。彼女はどうやって金を手に入れ何を食うのか&台湾マフィア組長の宴会に潜入。高級中華に舌鼓を打つ彼らにギリギリの話を聞く。
エピソード2
~もう一つの巨大廃墟飯~
舞台は旧リベリア国営放送局の廃墟。内戦中殺し合った政府軍兵士と反乱軍戦闘員が身を寄せ合って暮らしている。彼らは何を食い何を考え、生きているのか。
エピソード3
#2 全米一危険な街で殺し合う極悪ギャング双方のアジトに潜入!
ロサンゼルスには普通の人が決して踏み入らない場所がある。メキシコ系ギャングと黒人ギャングが殺しあうエリア。双方の陣地の距離はたったの1km……地面のアスファルトにはそこで撃たれた仲間の名前がいくつも書かれている。今回は両派閥のメンバーに密着! 彼らの飯に密着する中で、殺しあわざるを得ない悲しい理由が明らかに……更に取材中の突然の逮捕、出所後の娘との涙の再会から、彼らを取り巻く悲しい事実が見えてくる。
エピソード4
~もう一つのギャング飯~
ロサンゼルスにある貧困街。路上には浮浪者や薬物中毒者が溢れ、道端に彼らの暮らすテントが並ぶ。そこで出会ったのは、元々一流企業で職を得ていた女性と、黒人ギャング「ブラッズ」のメンバー。彼らはどうしてここで暮らすようになったのか。そして、彼らは何を求めて生きるのか。飯食う瞬間、彼らの本音が溢れでる。
エピソード5
#3 麻薬密売アパート&極寒シベリア山奥のカルト教団村に潜入!
ロシア、-50℃になるシベリアの奥地にカルト教団の村があるという。「太陽の広場」を中心に銀河を模して作られた異様な村に暮らす信者は実に1,000人以上。隔絶した世界で白装束をまとう。信じるのは教祖「シベリアのイエス」が書いた「最後の聖書」。そこで出会ったのは、この村で生まれ育った一人の少年。彼にとってはこの世界が全てだ。果たして少年は何を食い、何を語るのか。
エピソード6
~もう一つのカルト教団飯~
極寒のシベリアに存在する”通称”カルト教団。2000人もの信者が外界と隔離された共同生活を送っている。“異端”ともいえる生活を送る彼らの鮮やかな食卓から見えるものは。
小籔千豊
上出遼平