何となく毎日を過ごしていた中学生・真城最高は、ある日、同じクラスの秀才・高木秋人から「俺と組んでマンガ家になってくれ!」と声をかけられる。だが、3年前、プロのマンガ家だった大好きな叔父の死を目の当たりにし、マンガ家になる夢を捨てていた最高はそれを断ってしまう。その夜、秋人に呼び出された最高は…?
亜豆と約束した夢を叶えるべく、マンガ家になることを決意した最高。しかし、プロのマンガ家だった叔父・信弘(川口たろう)を3年前に過労で亡くした家族を説得しなければならなかった。予想通り母親からは猛反対されるが、父親から出た回答は…!? そして、祖父から叔父が使っていた思いがけぬものを譲り受ける!
秋人と2人、叔父・信弘の仕事場に入った最高。その部屋は叔父の生前のまま残されていた。叔父が描いた「ネーム」を秋人に見せた最高は、その膨大な量のネームを前に、叔父の死に対する自分の思い込みが間違っていたことに気づく。さらに、仕事場の隅に残された手紙の束を読んだ最高は、ある行動に出るのだった。
マンガ家になるため、さっそくGペンで描く練習を始めた最高。試験勉強もせずに練習していたと聞いて心配する秋人に、最高は、昔叔父から聞いた「天才じゃない人間がマンガ家になるための3大条件」を話す。感銘を受けた秋人も、自分のマンガ原作を作り出すための研究を始めるのだった。そんなある日…。
最初のマンガ『ふたつの地球』を夏休み中に仕上げて、編集部に持ち込むという目標を立てた最高と秋人。そんなある日、自分から亜豆の情報を聞き出した理由を見吉に問いただされた秋人は、深く考えず「見吉と話したかったから」と言ってしまう。作品に集中するため、夏休み中は仕事場にこもると決めた最高だが…。
「ふたつの地球」を編集部へ持ち込んだ最高と秋人は、そこで編集部員・服部哲と出会う。服部から作品の感想を聞かされ一喜一憂する二人だったが、服部から最後に「今後も自分が見ていきたい」と連絡先を教えてもらうことになる。そんな中、2学期が始まり、最高と秋人のクラスでは席替えが行われることに…。
阿部敦
Moritaka Mashiro
日野聡
Akito Takagi
矢作紗友里
Kaya Miyoshi
岡本信彦
Eiji Nizuma
早見沙織
Miho Azuki