ハッピィ★ボーイズ

恭一、純太、浩輔の3人が老人・渋川の誘いを受けてお店にやってくる。そのお店は、執事喫茶「レディ・ブラガンサ」。男性が執事となり「お嬢様」と呼ばれる女性客の召使となって働く姿を見て笑っていた3人は、突然、執事の片ノ坂から「今日からここで働く」よう言われて驚く。お嬢様たちを前にした3人は・・・。

次の日やってきたのは、恭一と浩輔の2人。秀才の浩輔はすぐに執事の所作をマスターするが、ドジな恭一はマニュアルさえ覚えていない。昨日に続けて帰宅した、超お嬢様姿の「シオリーヌ」のわがままに翻弄される恭一だが、心から接することで状況は一転していく。

あっという間に執事の所作をマスターした優等生の浩輔を片ノ坂はひいきし、ハッピィ★ボーイズのチームワークが崩れ始める。「仲間なんていらない、執事は俺一人で十分だ」という、傲慢な浩輔にみんなが反発。ある日、浩輔は一人でお店に出ることになるが・・・。

満席のお嬢様を一人で対応している浩輔は何とか笑顔を保っている状況。あくまで誰も頼ろうとしない浩輔は、とうとうお嬢様たちを怒らせてしまう。窮地に陥ったそのとき、田舎者丸出しのお嬢様・香苗と、ハッピィ★ボーイズ達の仲間を想う心が、次第に浩輔の心を開いていく。

執事にも慣れてきたハッピィ★ボーイズたち。そこへ、純太がホスト時代に金を吸い上げるだけ吸い上げた女性・ひかりが大阪から追いかけてきた。ひかりは、純太と結婚の約束をしたと迫るが、純太にその気がないことを悟ると、その態度を一転、お店は大騒ぎに・・・。

純太との結婚をあきらめないひかりに対し、ハッピィ★ボーイズ達はあの手この手で説得するが、ひかりは怯まない。そんな純太に片ノ坂が言う「お嬢様を幸せにするか、お店を辞めてもらう」と。逃げ出そうとする純太を引き止めたのは、ひかりに求愛する丸茂だった。丸茂の言葉で何かを思い出した純太はひかりの元へ向かう・・・。