広告代理店で働く34歳の本橋久美子 (桜井ユキ) は、コピーライター志望だったが気づけば接待と新人指導をする毎日。夢も恋もかなわない人生を仕事に没頭して忘れようとしていた。そんなある日、唯一の家族として支え続けてくれた叔父・本橋晃司 (杉本哲太) が他界。葬儀場に駆けつけた久美子の目に飛び込んできたのは、棺の前で涙を流しながらハイテンションでシャンパンコールをするイケメンたちの姿。そこで久美子は初めて、晃司の経営する店がホストクラブだったことを知る。さらに、晃司の部下・直樹 (三浦翔平) から渡された遺書には、店を久美子に相続させると書いてあった。フツーに生きてきた久美子にとって、夜の世界に飛び込むことは容易ではない。とはいえ、パッとしない会社員人生がこの先ずっと続くのか…などと悩んでいたある晩…