ミョヌラギ わが嫁たちの物語

韓国で普通の女と男として出会いゴールイン、結婚したミン・サリンとム・グヨン。サリンの甘い新婚生活はあっという間に過ぎてしまい、初のグヨンの実家（婚家）の行事である「姑のお誕生日」が目前に迫ってきた。姑に可愛がられたいという思いで、頑張って朝早くから誕生日の朝ごはんのお膳を準備してから出勤したサリン。そんなサリンに、会社の先輩ド チーム長は「ミョヌラギ」*について語りだした。*ミョヌラギ：従来は姑と舅が嫁を呼ぶ時使う呼称。”韓国の嫁が経験する、婚家の家族に気に入られ、褒められ認められたいと思うこととその時期”の意味。

姑の誕生日の祝いで、家族全員でズワイガニのレストランに集まって食事をしていた。長男のグイルの嫁であるヘリンは、サリンが一人で朝早く朝ごはんのお膳を準備してから出勤したという話を聞き、“どうしてサリンは働いているのにそんな苦労をしなきゃいけないの、みんな、ひどいよ。”といい出し、気まずい雰囲気になってしまう。食事の後、帰宅する車の中でへリンとグイルはひょっとしたら「ミョヌラギ」を経験するところだった去年のお盆のことを思い出す。

姑の誕生日から続いて、舅と姑の結婚記念日が迫ってきた。サリンが嫁に来てから家族の雰囲気がなごやかになってきて嬉しいというグヨンの話を聞き、サリンは当日花束を持って二人を訪ねる。しかし、その夜から出張に出る予定であったサリンは、姑にグヨンの食事を心配されながら出張をやめられないかと聞かれ驚く。

久々に婚家の行事のない週末を過ごそうとしていたサリンとグヨン。ところが、グヨンの妹ミヨンから夕方祭祀があると電話があった。グヨンは自分の祖先の祭祀なので手伝いに行くと宣言して婚家に向かったのだが…グヨンが家で宣言したにも拘わらず、結局全てサリンと姑の二人で祭祀の準備をすることに。その夜、グヨンとサリンは家に帰ってきて初めて夫婦喧嘩をする。

グヨンと喧嘩した後、近所の公園に座って考えていたサリン。ヘリンから出産の連絡が来たのでグヨンと一緒に病院に向かう。病院から帰ってくる途中、グヨンはサリンに祭祀のことを誤りながらも自分の両親に会う時だけには今まで通りに嫁の役割をしてもらいたいと言い、再びサリンをがっかりさせる。

出張の前日、ポップアップストアのオープン準備とナム課長の仕事まで肩代りすることになり、残業を余儀なくされたサリン。グヨンとの恋愛の時、グヨンからサプライズイベントをしてもらった事を思い浮かべ、今のグヨンを何となく寂しく思っていた。サリンの済州島(チェジュド)への出張当日の朝、前日の残業と家事のせいで寝坊したサリンは結局グヨンと大喧嘩してしまう。