子供の頃から感情表現が乏しい魚在藻（ユ・ザイツァオ）は、映像制作会社に入社。同じ時期に文化財専門家の陶唐（タオ・タン）も、親友に頼まれて番組制作を手伝うことになる。ある日、陶唐（タオ・タン）が蘇（そ）州博物館でロケを行っていると、そこにやってきた司会者は穆（ムー）監督と犬猿の仲の汪希寧（ワン・シーニン）だった。一方、劉文福（リウ・ウェンフー）の元へ取材に行った魚在藻（ユ・ザイツァオ）は、現場を劉文福（リウ・ウェンフー）に仕切られ、うまく撮影が進まず困っていた。これまでと同じように劉文福（リウ・ウェンフー）に任せていては監督からだめ出しを食らうと思い、陶唐（タオ・タン）の協力を得てある計画を思いつき…。

汪希寧（ワン・シーニン）は現場に来た母親に、離婚を考え直すように言われる。それを目撃してしまった魚在藻（ユ・ザイツァオ）は、汪希寧（ワン・シーニン）に手を組むことを提案する。つづれ織り工房では、林商英（リン・シャンイン）がつづれ織りと林（リン）家の関係について話していた。林商英（リン・シャンイン）の曽祖母は幼なじみとの結婚を反対され、家業のつづれ織りに没頭していた。結婚とは縁がなく養女を迎え、その子にもつづれ織りを教えた。養女が嫁いだ夫は、結婚してすぐ戦地に趣き、彼女に子供はできなかった。近所の子供も娘のように育てた林の祖母は、新しいつづれ織りを作りたいという気持ちを胸に他界してしまうが…。

「継承」の初回放送が好評を博し、制作スタッフの中でお祝いムードが漂う中、魚在藻（ユ・ザイツァオ）と袁迦瑩（ユエン・ジアイン）は、次回作の企画立案に闘志を燃やす。一方、陶唐（タオ・タン）は、曲がったことが嫌いな魚在藻（ユ・ザイツァオ）が感情的になって問題行動を起こし、会社を去ることになるのではないかと気が気ではない。そのため、魚在藻（ユ・ザイツァオ）に日々の行動を報告させ、自分からの助言を仰ぐように指示する。やり取りを交わす中で、2人の関係は少しずつ進展していく。そんな中、メイク担当の舒容（シュー・ロン）のもとに、かつてストーカー行為を繰り返していた元カレが訪ねてくる。夜一人で残業していた舒容（シュー・ロン）と元カレが2人きりになるという絶体絶命のピンチの中、陶唐（タオ・タン）に問題行動を起こさないと誓っていたはずの魚在藻（ユ・ザイツァオ）が現れて…。

陶唐（タオ・タン）が次の番組のテーマを決めようと魚在藻（ユ・ザイツァオ）に電話をかけると、ちょうど魚在藻（ユ・ザイツァオ）は舒容（シュー・ロン）のストーカーともみ合っているところだった。陶唐（タオ・タン）が慌てて会社に駆けつけ事なきを得るが、社長は魚在藻（ユ・ザイツァオ）に「通報もせず犯人に立ち向かうなんてどうかしている」と責める。魚在藻（ユ・ザイツァオ）は番組のテーマを袁迦瑩（ユエン・ジアイン）に奪われ撮影を拒否し、袁迦瑩（ユエン・ジアイン）はチャイナ服を撮らせてくれない陶唐（タオ・タン）に腹を立てて対立してしまう。チャイナ服工房に向かった袁迦瑩（ユエン・ジアイン）は、番組を面白くするためなら、多少の脚色もしかたないと主張するが、それを聞いた職人は困惑してしまい…。