バドミントン部の水嶋亮は、憧れの選手がいる横浜湊高校への進学を夢見るも、自分には無理だと諦めていた。そんなある日、同高校バド部監督の海老原が亮を訪ねてくる。海老原の目的は、なんと亮のスカウトだった。――15歳、夏。亮が出す答えは。
海老原の計らいで入学前からバド部の練習に参加できることになった亮。そして、ついに憧れの遊佐賢人とも夢の対面を果たすが、遊佐は想像していたイメージとは全く異なる一癖も二癖もある人物だった。茫然とする時間も無いまま、海老原が連れてきた他校の生徒たちと共に、横浜湊高校バドミントン部での練習がついに始まる!
季節は春。晴れて横浜湊高校へと入学を果たした亮の新生活がついに幕を開ける。バド部には、入学前から共に練習をしてきた榊たちの他にも多くの新入生たちが集まった。しかし、全国制覇を目標に掲げるバド部の練習メニューは想像以上に過酷で、適度にバドミントンを楽しみたかった部員たちには温度差が生まれ…
インターハイ県予選出場メンバー選出のためのランキング戦が目前に迫るなか、榊たちは自分たちの扱いに不満を募らせていた。たとえ勝てないとしてもしっかりと爪痕を残し、正々堂々と待遇改善を要求してやろうと皆で気合を入れる。1年全員団結してのランキング戦が幕を開ける。
いよいよランキング戦最後の試合である亮と松田の戦いが始まる――! どこへ打ってもしぶとく粘り、食らいついてくる亮にじれったさを募らせる松田はいつものクールなプレーを封印し、がむしゃらにシャトルを追いかける。既に試合が終わっている他の部員たちも2人の試合から目を離すことができずにいた。
インターハイ県予選を無事に突破した横浜湊は晴れて県大会へと駒を進める。始まる個人戦シングルス。横川が法城高校の岡崎に惜しくも敗れるが見事遊佐がリベンジを果たした。その後、始まるダブルス戦で、またしても立ちはだかる法城高校の壁。ツインズと対戦するのは岡崎・有村ペア。意気揚々と試合に臨み…
花江夏樹
出演者
高橋広樹
中井和哉
小野賢章
谷山紀章