リア･レミニ ～私は元サイエントロジー信者～

リアは、元幹部のマイク・リンダーの話を聞くため、サイエントロジー本部のあるフロリダ州クリアウォーターを訪れる。特別整備企画室の室長を務めていたリンダ―氏の任務とは、教会の不評を隠蔽するものだった。そしてサイエントロジーを脱退した彼から、驚くべき真実が語られる。

サイエントロジーが定める指針である「ブリッジ」。リアは、その最高レベルまで到達した女性メアリー・カーンと面会。40年間、あらゆる犠牲をいとわず身を粉にして教会の為に働いたというメアリーの壮絶な日々が語られると、脱会後の彼女を待ち受けていた、最愛の息子との絶縁という最大の悲劇が明らかになる。

1986年、サイエントロジーの創始者L・ロン・ハバードの死後、ハバードと最も近い存在であった若きデビッド・ミスキャベッジが最高指導者の地位を受け継ぐ。リアは、ハバード氏の死の前後の変化を掘り下げるべく、ミスキャベッジ氏の実の父親を含む、元信者の3人と面会し、教会が横暴さを増していく当時の様子を振り返る。

サイエントロジーのセレブメンバーとして、リアはあらゆるチャリティーイベントなどに参加したが、それらは「ゴールデン・エラ」というプロダクション会社によって運営されていた。同社のプロデューサーを務めたマーク・ヘッドリーは、彼と彼の妻を教会から脱退するに至らせた、イベントの裏側に潜む驚愕の真実を語り始める。