リッチマン

急成長中のIT企業NEXT INのCEOであるイ・ユチャンは人の顔を覚えられない失顔症を患っている。ある日突然、彼の前から姿を消したキム・ブノン。ユチャンは自らが開発したシステムで彼女を捜す日々を送っていた。一方、就活生のキム・ボラは並外れた記憶力を持つが、30社目の会社も落ちてしまう。NEXT INの会社説明会に参加してユチャンに侮辱されたボラは、怒りのあまり自らをキム・ブノンと名乗る。

キム・ブノンという名前を聞き動揺するユチャン。ボラの記憶力に目を付けたユチャンは新プロジェクトのメンバーとして3日間だけボラを雇うことにする。膨大な資料を暗記したボラはNEXT INの社員を装って政府主催のパーティーに同行する。しかし、大勢の政府関係者を目の当たりにして尻込みするボラ。ユチャンに励まされ堂々と振る舞うことができたのだが、最後に相手のミスを指摘する発言をしてしまいチョン次官を怒らせてしまう。

チョン次官に気に入られ、1か月の契約で新プロジェクトのメンバーになったボラ。保安システムの専門家を装ってプロジェクトに参加することになる。ユチャンの精神状態を心配するテジュはキム・ブノンの名前を二度と出さないよう、ボラに念を押す。一方、チョン次官はボラが女子大生であることを知ってしまう。信用を失ったNEXT INは政府支援事業の候補から外されてしまい・・・

テサングループの面接会場へボラを連れに行ったユチャンは、ボラをNEXT INに採用する。ボラはユチャンが6歳で施設に預けられたことを知りショックを受ける。また、テジュの妹であるテラはNEXT INと同じビルにギャラリーをオープンさせる。以前、ユチャンと済州島で会ったことのあるテラはユチャンが自分を覚えていないことに憤りを覚える。ユチャンに好意を持つテラはユチャンにキスをする。

済州島で出会った時に再会の約束をしていたと話すテラだが、ユチャンは覚えていない。だがテラは、ユチャンの過去とブノンの存在を知っても諦めず、つきあおうとユチャンにアプローチする。2人がキスしている所を目撃したボラはショックを受けるが、ドジンの協力を受け、ゲームの企画を考える。ボラとドジンの親密な様子にいらだちを見せるユチャンは、残業を終えてドジンの車で去っていく2人のあとを付けるが・・・

ボラへ抱く感情に戸惑うユチャンだが、テラと交際しようと決める。しかし、テラと間違えてボラに告白してしまう。てっきり自分への言葉だと勘違いしたボラは、ドジンがクビになったのは自分のせいではと思い、ユチャンに談判するが・・・。一方、ドジンはテサン電子への推薦状を破り捨て、テジュにキツい言葉を浴びせて会社を去っていく。ミソはドジンが独立して成功すると読んで支えようとするが、そのことでボラと言い争いになる。