エピソード6
6話
6話: 一度は街に出たものの居場所を見つけることができず、生まれ故郷の小さな村「小森」に戻ってきた女性いち子。東北の美しくも厳しい自然に囲まれた自給自足の生活を通じて、自らを見つめ直していきます。秋の終わりに、5年前の雪の日に突然姿を消した母・福子から一通の手紙が届き、いち子は今までやこれからの自分を思い、心が揺れ始めます。都会での生活がうまくいかず、逃げるように村に戻り、自分をごまかして暮らしてきたことに気づいたいち子は、ユウ太の言葉をきっかけに、このままではいけないと感じ始めます。季節が巡り、雪解けとともに春の足跡が近づく中、いち子は来年も小森に滞在すべきか否か迷い、春一番で作付けしなければならないジャガイモを今年は植えるのかどうか考えます。やがて、いち子は村を離れますが、彼女が残したタマネギの畑をユウ太とキッコが耕しながら、いち子はいつか戻ってくるだろうと話します。5年後、ユウ太とキッコは結婚し、子供も生まれ、村の神楽祭りで、いち子が再び姿を現します。彼女は街で結婚し、以前とは異なり、自信を持って村に戻ってきました。